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私は40歳ですが、転職の面接で難しい質問をされて
どう答えればいいかわからずに悩んでいます。
転職面接での難しい質問には、どう答えればよいか悩みますよね。
僕の6回の転職経験と100名以上の採用経験をもとに詳しく解説します。
本記事の内容
- なぜ企業は面接で難しい質問をするのか解説します
- 面接での難しい質問に対する回答例について解説します
本記事の信頼性
転職活動で書類選考を通過すると、いよいよ面接ですね。
面接で定番の質問についてはしっかりと準備して臨みましょう。
しかし採用面接では、答えにくい難しい質問をされることがあります。
難しい質問をされると、あせって頭の中が真っ白になってしまうことがありますよね。
けれども難しい質問に対してしっかり準備して対応すれば、逆にあなたのプラス評価につながりますよ。
それではどのように回答すればよいでしょうか?
本記事では、よくある難しい質問に対する回答例をもとに詳しく解説します。
目次
企業はなぜ難しい質問をするのか
企業が面接で、応募者が答えにくい質問や難しい質問をする理由は主に3点です。
難しい質問をする理由
- 採用担当者が応募書類で気になった懸念点を解消するため
- 応募者が臨機応変な対応力や瞬発力があるかを知るため
- 応募者の入社に対する意欲や本気度を試すため
採用担当者は履歴書や職務経歴書等の応募書類を見て、応募者のキャリアが募集したポジションに合致して、当社で活躍してくれそうだと思えば面接に呼んでその真偽を確かめようとします。
しかし応募書類の段階で、転職回数が多いとか短期離職の経歴があるなど何らかの懸念点がある場合は、面接で質問してその懸念を解消しようとします。
これは採用担当者とすれば当然の行動ですね。
なぜならせっかく採用しても、すぐに退職されてしまったら採用担当者の責任になりますからね。
そのため気になった点は必ず質問しますが、転職回数の多さや短期離職の理由は応募者にとっては答えにくく難しい質問になりますよね。
ふたつ目の理由は臨機応変な対応力を確かめるためです。
定番の質問に対しては誰でも模範解答を準備できますが、難しい質問をされたときにどのように回答するかで、応募者のトラブル対応能力や瞬発力があるかどうかを知ることができますからね。
最後の理由は入社に対する意欲や本気度を試すためです。
多くの応募者は、1社だけではなく複数企業に応募しているケースが多いですよね。
採用担当者にとっては、内定を出したら確実に入社してくれるかどうかはとても気になるところです。
そのために、「ほかに受けている企業はありますか?」や「転勤はできますか?」などの質問で確実に入社してくれるか、または内定を出しても条件が合わなくて内定辞退されないかを見きわめようとします。
これらが企業が難しい質問をする主な理由ですね。
難しい質問にどう答えればよいかは、転職エージェントのコンサルタントに相談することをおススメします。
転職エージェントは面接対策も行ってくれますよ。
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質問1 転職回数が多いようですが退職理由は何ですか?
特に転職回数が多い人は、面接で退職理由を質問される可能性が高いですよ。
退職した企業の1社ごとに退職理由を明確に回答できるように準備しましょう。
面接で転職回数の多さを質問されたら、逆にポジティブに説明できるように準備しましょう。
特に外資系企業では転職によってキャリアアップする人がとても多いです。
日系企業においても、転職によってあなたがどのようにキャリアアップしてきたかを明確に言語化しておきましょう。
退職理由については、会社都合による解雇や雇止めについては正直に話しましょう。
会社都合による退職はやむを得ない事情なので、採用に対して不利にはなりませんよ。
僕も最初は解雇は応募先企業に与える印象が悪くなると思っていましたが、面接で解雇理由を聞かれたことはなかったですね。
僕の採用担当者としての経験からしても、会社都合で退職した応募者よりも自己都合で転職を繰り返す応募者のほうが、またすぐに退職してしまうのではないかという懸念を持ちましたね。
自己都合で退職したときの退職理由の答え方としては、ネガティブな理由ではなくポジティブな理由を答えるようにしましょう。
例えば「今までのキャリアを活かして、新たなフィールドで活躍したいと思ったからです」などポジティブ変換がポイントですよ。
転職理由は現在在籍している会社が嫌だからということが多いと思いますが、それをストレートに面接で言うと確実に不採用になりますよ。
回答例
今まで転職するごとにキャリアアップを繰り返してきました。今回も今までのキャリアを活かして新しいフィールドで活躍したいため転職を決意いたしました。
転職回数が多い方の転職活動については下記の記事を参考にしてください。
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質問2 短い期間で退職していますが理由は何ですか?
40代50代の転職・再就職活動では、退職理由の伝え方が採否を分ける大きなポイントになります。
なぜなら採用担当者が採用にあたって懸念することは、採用しても短期間でまた転職されてしまうのではないかということだからです。
短期間で転職を繰り返すいわゆる「ジョブホッパー」ですね。
そういう応募者は、せっかく採用しても同じ退職理由ですぐに辞めてしまうと推測されるわけです。
短期離職の退職理由を作成するときに注意するポイントは、ネガティブな退職理由を表面に出さないことです。
会社を退職して転職を検討する場合は、「給料が安い」「残業が多い」「休日が少ない」「人間関係がよくない」「会社の将来が不安」などネガティブな理由が多いのが現実です。
しかしネガティブな理由をそのまま面接で話すと、採用担当者に良い印象を与えません。
なぜなら自社に入社しても同じような不満を持って、また退職してしまうのではないかと考えるからです。
対策としては、ネガティブワードをポジティブワードに変換することです。
例えば「給料が安いから」ではなく、「成長性のある貴社で実績を残して、前職より年収をあげたい」というように変換するということです。
また「会社の将来が不安だから」ではなく、「独自の戦略で市場シェアを拡大している貴社で、今までのキャリアを活かして貢献したい」など入社後の活躍するイメージがわきやすい転職理由を述べることがポイントですね。
面接でこれを言ったら確実に落とされるNGワードについて具体的に解説しますね。
退職理由NGワード
- 給料が安いから
- 残業が多いから
- 休日が少ないから
- 人間関係がよくないから
- ブラック企業だから
- 会社の将来に不安を感じて
- 前の会社の悪口
上記のようなワードを使用せずに「社風が合わなかった」「自分のキャリアが活かせそうになかった」などのワードを使い、「貴社に入社すればその問題点が解消できてキャリアを活かして活躍できます」というようなポジティブな志望動機に変換することが大事ですよ。
回答例
短期離職した会社については、企業研究を十分に行わず入社してしまったため、入社してみたら自分のキャリアが活かせないことに気づきました。
貴社につきましてはあらゆるところから情報を収集し、自分のキャリアを活かして活躍できると確信したため志望いたしました。
退職理由の伝え方については下記の記事を参考にしてください。
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質問3 ブランクがありますが理由は何ですか?
企業に在籍しながら転職活動を行い就職が決まるとブランクは発生しませんが、いったん退職してから再就職活動を行うと仕事をしていない空白期間が発生します。
この空白期間を企業は嫌う傾向にあります。
それではなぜブランクが不利になるのでしょうか?
企業は下記の理由でブランクを嫌います。
企業がブランクを嫌う理由
- ブランク期間中に仕事のスキルが衰えているのではないか
- ブランク期間中に仕事に対するモチベーションが落ちているのではないか
- 仕事を辞めてから再就職まで日数が経過しているのは、応募者に計画性がないからではないか
- 他の企業に採用されないのは、応募者に何か問題があるのではないか
面接でのブランクの伝え方は、ブランクの理由によって大きく異なります。
ブランクの理由によってどのように伝えれば面接を乗り切れるか解説します。
ブランク理由
- 資格・スキル所得のため
- 病気・ケガ
- 家族の介護
- 転職活動が長引いたため
❶資格取得やスキルアップについてはポジティブな理由なので、どのような資格を取得したか、またどのようにスキルアップしたかを具体的に説明しましょう。
そしてその資格やスキルが、応募先企業でどのように活かせるかを具体的に説明してください。
❷病気やケガの場合は、やむを得ない理由なので正直に話しましょう。
企業側としてはその病気やケガが入社後に影響を与えないかを懸念しますので、状況を正確に伝えて業務に影響しないことをアピールしましょう。
❸家族の介護についても現在の状況を正確に伝えましょう。
そして今後家族の介護をどうするかを具体的に話して、入社後の業務に支障がないことをアピールしましょう。
❹転職活動が長引いた場合は伝え方に注意が必要です。
企業側は転職活動が長引いた応募者は計画性がないのではないか、何か問題があるのではないかという懸念をいだきがちです。
転職活動が長引いたことを明確に説明できるようにしましょう。
そして転職活動期間が自分にとってプラスになったことをアピールしましょう。
僕は転職期間中の企業研究や面接での質疑応答が、自分の視野を広げることに役立ったことをアピールしましたよ。
回答例
今回が最後の転職にしたいために、じっくり時間をかけて転職活動を行ったためにブランクができてしまいました。
しかしブランク期間中に〇〇という資格を取得しましたので、この資格を活かして御社で活躍できると確信しています。
ブランクのある方の転職活動については下記の記事を参考にしてください。
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質問4 当社以外に受けている会社はありますか?
これはあなたの入社意欲を探るための質問です。
この質問が出ることは、採用担当者があなたを採用しようと前向きに考えているということです。
企業側とすれば、優秀な応募者ほど他の企業でも選考が進んでいて、先に他社で内定が出るとそちらに取られてしまうのではないかと心配するからですね。
他社で選考が進んでいる場合は、素直に事実を伝えましょう。
ただ「貴社が第一希望です」と伝えるのを忘れずに。
そのように回答することで、採用担当者があなたを採用したい意向が強ければ、他社に取られないように早めに内定を出すことも考えられますよ。
現在の転職活動で「応募しているのは貴社だけです」というのは逆に噓っぽくとらえられる可能性がありますよ。
回答例
貴社と同じ業界の企業を3社受けています。そのうち2社は面接まで進んでいますが、貴社が第一志望なので採用いただければ必ず入社いたします。
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質問5 転勤はできますか?
この質問については、事前に求人票等で転勤が必要な職種なのかを確認しておくことが重要です。
ただミドルシニアの中途採用は事業所単位の欠員補充が多いので、すぐに転勤が発生するケースは少ないです。
しかし転勤がマストなポジションであれば「転勤はできます」と答えた方が採用には有利になるでしょう。
転勤が難しいのであれば素直にその理由を伝えましょう。
例えば「家族が病気である」とか「親の介護が必要」などの理由であれば、理解を示してくれる企業は多いと思います。
また可能であるのなら、「関東圏であれば」「今すぐは難しいが1年後であれば」等の条件付きで回答するという方法もあります。
入社して実際に転勤のオファーが来たら、その時の状況で交渉するということも考えられますからね。
回答例
現状では貴社の求人票に記載されている勤務地で勤務させていただくことを希望します。
しかし将来的に転勤の必要性が発生した場合は転勤は可能です。
質問6 年下の上司とうまく仕事ができますか?
僕も面接でこの質問は良く受けました。
なぜなら40代50代の応募者を採用するときは、その部署の部長や課長が年下であることが多いからですね。
日系企業はまだまだ年齢を気にするところが多いです。
40代50代の応募者で素晴らしいキャリアを持っていて、書類選考を通過して面接まで進むけれども採用されないケースには共通点があります。
それは応募者が自信過剰で、協調性がないということが話し方や態度に現れてしまう人です。
このような態度はすぐに面接官に見抜かれてしまいます。
相手は採用のプロですからね。
応募書類だけでは判断できない、コミュニケーション能力や協調性も面接で重視されるポイントです。
入社したら、既存の社員とうまくやっていけるかどうかが最大の採用要因ですからね。
なぜなら能力が優れていても協調性のない応募者を採用して、入社後に何度もトラブルを引き起こすと採用担当者の責任になりかねないからです。
上から目線で自慢話をしゃべりすぎると協調性がないと判断されてしまいます。
40代50代の採用面接では、年下の上司でもうまくやっていけるかどうかを見ていますよ。
回答例
私の年齢的にも、当然年下の上司のもとで仕事をすることは想定しています。
前職においても年下の上司と良い関係を築けましたので、全く問題ございません。
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まとめ:難しい質問にはこう答えれば採用される
書類選考を通過して面接に呼ばれるということは、企業側とすれば懸念材料を解決すれば採用しようと考えているということです。
そのため企業側の懸念材料は、応募者にとってはできれば聞かれたくない難しい質問になるわけですね。
しかしこの難しい質問に対して、採用担当者が納得する回答ができなければ採用されません。
しっかり準備して面接に臨みましょう。
基本は転職回数の多さや短期離職などネガティブな事象に対しては、ポジティブなワードに変換して回答するということです。
そして企業側の要望はできる限り受け入れるということですね。
面接で自己主張が強すぎると、採用を見送られるケースが多いですよ。
面接で採用される回答方法については、転職のプロである転職エージェントのコンサルタントに相談することをおススメします。
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