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【体験談】40代50代の転職活動は在職中と退職後どちらが有利なのか

※本記事にはプロモーションが含まれています

悩んでいる人

私は40歳で転職を検討していますが、在職中に転職活動を行うか退職して再就職活動を行うかで悩んでいます。

どちらが有利ですか?

僕は在職中に転職活動を行い転職したことも、退職後に再就職活動を行い再就職をした経験もあります。

また採用担当者としての経験から、どちらが有利なのか詳しく解説しますね。

ゆきひろ

本記事の内容

  • 在職中の転職活動と退職後の再就職活動のメリットデメリットについて解説します
  • 在職中の転職活動はどのように行えばよいか解説します
  • 僕の在職中の転職活動と退職後の再就職活動の体験談をお話しします

本記事の信頼性

現在就業している会社を辞めたいのだけれども、在職中に転職活動を行い内定が出てから退職するのか、それとも思い切って退職してから再就職活動を行うのかは悩ましい問題ですよね。

在籍中の転職活動と退職後の再就職活動は、それぞれにメリットデメリットがあります。

僕はどちらも経験しています。

本記事では僕の6回の転職再就職経験と採用担当者の経験から、どちらが有利なのか詳しく解説します。

目次

40代50代の転職活動は在職中に行おう

結論から言うと、40代50代の転職活動は在職中に行うのがベストです。

なぜなら40代50代の転職活動は予想以上に厳しく、退職後の再就職活動が長引くとあせってブラック企業に入社してしまい、短期離職して再就職活動を行うことになる可能性があるからです。

僕も再就職がなかなか決まらずに、あせって入社して短期離職をするといった苦い経験がありますよ。

転職はよく「猿の木渡り」にたとえられますね。

つまり片手で次の枝をつかんでから、もう片方の手を離すということです。

次の枝をつかむ前に枝から手を離すと、地面に落ちてしまいますからね。

転職活動も同じで、次の就職先が決まってから在職中の会社を退職するのがベストですよ。

転職活動で有利な状況の順番は下記のとおりです。

転職活動で有利な状況順位

  • 会社に在職中に転職活動を行う
  • 解雇や希望退職などの会社都合で退職して再就職活動を行う
  • 自己都合で会社を退職して再就職活動を行う

業績不振などの会社都合による解雇は、むしろ好意的にみられることが多いです。

採用側としては会社都合により解雇された応募者よりも、短期間で自己都合退職を繰り返す応募者を嫌う傾向があります。

なぜならせっかく採用しても、すぐに退職してしまうのではないかという懸念をいだくからですね。

会社に不満を言って自己都合で退職する人は「ジョブホッパー」として、日本企業では敬遠される可能性が高いです。

転職活動在職中と退職後のメリットデメリット

在職中の転職活動と退職後の再就職活動にはそれぞれメリットデメリットがあります。

在職中の転職活動メリット

  • 収入が途切れないため金銭的な余裕がある
  • スケジュールは余裕をもって立てられる
  • 職歴にブランクができない

応募者が退職してからブランクが長いと仕事に対する意欲やスキルが衰えているのではないかと懸念されますね。

またブランクが長いと応募者に計画性がないのではないかとか、採用されない何か問題があるのではないかと思われてしまいます。

在職中の転職活動ならブランクはできないので、有利に進められますよ。

在籍中の転職活動デメリット

  • 転職活動にかけられる時間が限られる
  • 面接に呼ばれたときスケジュール調整が困難である
  • 引継ぎ等があるため応募先企業に入社日を明確に回答できない

退職後の再就職活動メリット

  • 再就職活動に十分な時間をかけられる
  • 面接に呼ばれたときスケジュール調整をしやすい
  • 急募案件の応募に有利である

退職後の再就職活動デメリット

  • 定期収入がなくなるため金銭的な余裕がなくなる
  • 期限が決められるため精神的な余裕がなくなり、活動期間が長期になるほどあせりが出る
  • 生活リズムが不安定になりがちである

なぜ転職活動は在職中に行うべきなのか

在籍中の転職活動は通常の業務を行いながらなので、どのように時間を作り出すかが難しいですよね。

そのために思い切って退職をして、じっくりと時間をかけて再就職活動を行いたい気持ちはよくわかります。

現状の業務で心身ともに疲弊して限界だと感じたら、身体を壊す前に退職するのはやむを得ないと思います。

しかしまだ何とか持ちこたえられる状況であれば、会社に在籍しながらすぐに転職活動を開始しましょう。

なぜなら40代50代の再就職活動は予想以上に厳しく、長期間にわたる可能性があるからです。

長期間にわたると経済的な余裕がなくなり、期限が決められるため精神的な余裕もなくなり、活動期間が長期になるほどあせりが出るからです。

実は僕もあせって就職を決めてしまい、短期離職した経験があるんですよ。

在職中の転職活動はどのように行えばいいのか

40代50代の転職活動は在職中に行うのがベストです。

とはいえ在職中に転職活動を行うためには、限られた時間の中で効率的に進めなくてはなりません。

在職中ですと現在の業務を行いながらの転職活動となるため、転職活動に当てられる時間も限られますよね。

それでは時間の確保と効率的な転職活動はどのように行えばよいのでしょうか?

まずは転職エージェントに登録するべき理由

企業に在籍しながらの転職活動は大変ですよね。

僕も何度も経験しているので、大変さはよくわかります。

内定が出るまでに自己分析を行い、応募書類を作成し、求人案件を探して、面接対策を行い、面接のスケジュール調整を行い、それでやっと内定までこぎつけるということですね。

限られた時間の中で、これらをすべて一人でやるのは、精神的にもキツイですよね。

実は転職エージェントは、これらのことをすべて無料でお手伝いしてくれますよ。

転職エージェント登録理由

  • 履歴書・職務経歴書などの応募書類の書き方についてアドバイスを受けられる
  • 模擬面接などの面接対策を受けられる
  • 非公開求人を数多く所有している
  • 年収の高い求人が多い
  • 応募先企業と面接のスケジュール調整をしてくれる
  • 応募先企業と入社日や年収の交渉をしてくれる

履歴書・職務経歴書などの応募書類の書き方についてアドバイスを受けられる

転職活動の第一関門は書類が通過するかどうかです。

転職エージェントによっては、コンサルタントが書類の書き方について丁寧にアドバイスしてくれますよ。

僕も最初の転職活動において、転職エージェントDODA(当時はインテリジェンス)のコンサルタントのアドバイスを受けて、職務経歴書を作成しました。

その後、他の転職エージェントのコンサルタントの添削を何度も受けて職務経歴書を完成させました。

それで、書類の通過率が大きく上がったんですよ

履歴書の作成方法については下記の記事を参考にしてください。

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職務経歴書の作成方法については下記の記事を参考にしてください。

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模擬面接などの面接対策を受けられる

転職エージェントによっては、面接対策を行ってくれるところもあります。

応募先企業の求める人物像を把握しているので、適切なアドバイスを受けられますよ。

最近では、オンライン面接も増えているので、オンライン面接の注意点を聞ける可能性もあります。

面接対策については下記の記事を参考にしてください。

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非公開求人を数多く保有している

転職エージェントの求人には、一般に公開されていない非公開求人が多数存在します。

なぜなら求人を出している企業の中には、レベルの高い求職者を採用したいために、転職エージェントを利用して採用者を厳選するためですね。

年収の高い求人が多い

採用コスト予算に余裕のある企業は、転職エージェントを利用して、より良い人材を採用したいと考えています。

採用コストについては、転職エージェント>転職サイト>公的機関(ハローワーク等)の順番になります。

ハローワークはコストゼロ、転職サイトは掲載期間にもよりますが50~100万円前後、転職エージェントは年収の約30%ですから、

年収600万円で採用したら、約180万円ということになりますね。

そのため、転職エージェントを利用する企業は採用コストをかけられる優良企業が多いと推測できます。

応募先企業と面接スケジュール調整をしてくれる

特に企業に在籍中に転職活動を行う場合は、面接スケジュール調整に苦労します。

一般的に面接は平日に行われることが多いのですが、その場合は有給休暇を取得して対応するわけですね

そのときは応募先企業と、何度も面接日程を調整する必要が出てきます。

僕も転職エージェントにスケジュールを何度も調整いただき、採用された経験がありますよ。

個人で何度もスケジュール変更を依頼すると、企業からの印象が悪くならないか心配です。

その点、転職エージェントのコンサルタントに依頼したほうがスムーズに進みますよ。

応募先企業と年収や入社日の交渉をしてくれる

応募者が面接時に年収の交渉をすることは、採否の結果に影響を与える可能性があります。

転職エージェントは、採用者の年収が上がれば収益も上がるので年収交渉も熱心にやってくれますよ。

年収交渉はプロに任せたほうがうまくいきますよ。

40代50代におすすめ転職エージェントについては下記の記事を参考にしてください。

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転職活動の時間をどのように確保するか

まずは転職活動で行うべき項目を洗い出しましょう。

40代50代の転職は、面接までたどり着くのに苦労します。

面接にたどり着くためにまずやることは、応募先企業の検索と応募書類の作成です。

どちらも転職エージェントのコンサルタントと綿密に打ち合わせをしながら進めましょう。

時間の確保については、現状の業務を効率的に終わらせて、できるだけ残業や休日出勤をしないようにすることですね。

また1日の時間配分を見直して、今までムダに使っていた時間をすべて転職活動に当てるようにしましょう。

例えばダラダラとテレビやスマホを見ていた時間などですね。

会社を定時で退社してムダにしていた時間を転職活動に振り分ければ、ある程度の時間は確保できます。

ここで確保した時間は、応募書類の作成に当てましょう。

また業務中の移動時間などのスキマ時間は、応募先企業の検索に有効活用しましょう。

そのためには転職エージェントや転職サイトのアプリをスマホにダウンロードしておくことですね。

応募先企業の探し方については下記の記事を参考にしてください。

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有給休暇を最大限に活用しよう

書類選考を通過したらいよいよ面接ですね。

特に企業に在籍中に転職活動を行う場合は、面接スケジュール調整に苦労します。

一般的に面接は平日に行われることが多いのですが、その場合は有給休暇を取得して対応するわけですね。

まずはあなたの有給休暇が、何日間取得できるかを確認しましょう。

出典:厚生労働省「年次有給休暇の日数は法律で決まっています」

年次有給休暇は、労働基準法第39条ですべての労働者に付与されることが定められています。

取得方法については、所属している企業の就業規則を参照してください。

取得にあたっては事前に申請が必要な企業が大半ですね。

取得理由については特に必要ありませんが、申請書に記入欄があれば「私用のため」と記入しましょう。

年次有給休暇を取得する日は、労働者が指定することによって決まり、使用者は指定された日に年次有給休暇を与えなければなりません。

ただし、労働者の指定した日に年次有給休暇を与えると、事業の正常な運営が妨げられる場合は、使用者に休暇日を変更する権利(時季変更権)が認められています。

所属先企業の上司から有給休暇の日程を変更してほしいと要望があった場合は、応募先企業と面接日程の調整が必要になります。

このようなときは、転職エージェントのコンサルタントに調整を依頼したほうがスムーズに進みますよ。

僕の在職中と退職後の転職活動体験談

僕は企業に在籍中の転職活動も退職してからの再就職活動も両方経験しましたが、やはり在職中の転職活動の方が好待遇で納得のいく就職につながりましたね。

それぞれの体験談をお話ししますね。

45歳在職中に転職エージェントを利用して年収200万円アップ

僕は45歳当時、スーパーマーケットの営業課長として仕事をしていました。

しかし会社の業績が悪化して頻繫に部署異動が行われたため、僕は会社で勤務を行いながら転職活動を開始しました。

そして転職エージェントであるインテリジェンス(現DODA)に登録して、コンサルタントと面談を行ったんですよ。

インテリジェンスのコンサルタントは、親身になって僕の要望を聞き出してくれましたね。

そして約1時間の面談後、その場でいくつかの案件を紹介してくれたんですよ。

紹介いただいた案件の中から大手百貨店の案件に応募しましたが、その案件は面接まで進めませんでした。

また面談の時に、コンサルタントは履歴書や職務経歴書の作成方法についてもアドバスしてくれました。

実は僕がPCで職務経歴書を作成したのは、その時が初めてだったんですよ。

当時は毎日仕事を終えて帰宅するのが10時くらいだったので、11時くらいから深夜にかけての作業は大変でしたが、この時に作成した職務経歴書がその後の転職活動で本当に役に立ちましたね。

最初に紹介された案件は面接に進めませんでしたが、コンサルタントは定期的に僕の要望に合った案件を紹介してくれました。

紹介された案件の中から何件か応募して面接に進んだこともありましたが、年齢的なこともあり内定には至りませんでしたね。

しかしコンサルタントは僕のキャリアを活かせる案件をいろいろな角度から検討して、約半年にわたり根気よく紹介してくれました。

そして転職活動を開始して約半年経過した時に、僕の意向にピッタリの案件を3件紹介してくれたんですよ。

紹介していただいた中から3件応募して、そのうちの2件から面接のオファーが来ました。

1件は通販会社の広報部長職、もう1件はコンビニエンスストアチェーンのマーチャンダイザー職でした。

面接のオファーはうれしかったのですが、会社で勤務しながらの面接だったので、面接日の調整が大変でしたね。

しかしコンサルタントは応募先企業と調整して、僕の要望通りに面接日を設定してくれました。

面接日を応募者の希望通りに調整していただけることも、転職エージェントを利用する大きなメリットですね。

2件の面接の結果、最終的にコンビニエンスストアチェーンのマーチャンダイザー職で採用され年収も約200万円アップしたんですよ。

内定が出た時、コンサルタントは自分のことのように喜んでくれましたね。

49歳で希望退職後に再就職支援会社を利用

45歳の時にコンビニエンスストアチェーンのマーチャンダイザーとして採用され4年半が経過しましたが、なんとその会社が大手コンビニエンスストアチェーンに吸収合併されることになり、社内で希望退職を募ることになったんですよ。

そして上司と何度も面談を行い、退職勧奨を受けました。

僕は最初は残留を希望しましたが、40代以上の社員は合併先の企業に移籍できないことが決まり、やむなく希望退職に応じたんですよ。

退職日は2009年12月24日、とてもつらい49歳のクリスマスイブでしたね。

その後、会社が用意してくれた再就職支援会社に毎日通って再就職活動を開始しました。

しかしその年はちょうどリーマンショックの翌年で、有効求人倍率は0.5を割り込んでいました。

そのため再就職活動は困難をきわめましたね。

しかし約3か月の再就職活動ののちに、ハローワーク経由で応募した専門店のCS推進部長として、なんと120倍の倍率を突破して採用されたんですよ。

その時は2回面接を行いました。

1回目は人事担当者と総務部長、2回目は会長、社長と取締役との面接でした。

僕は1回目の面接で会社の課題を聞き出し、店舗を回って課題の解決方法をレポートにまとめて、最終面接でプレゼンして内定を勝ち取りました。

1次面接と最終面接の違いについては下記の記事を参考にしてください。

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53歳で会社を解雇されてハローワーク案件で再就職

その企業にはCS推進部長及び営業部長として約3年半在籍しましたが、53歳の時に業績不振を理由に解雇されてしまいました。

そして再度就職活動を行うことになりましたが、53歳での再就職はさすがに厳しかったですね。

10月末で解雇されましたが、明らかに不当解雇だったのでNPO法人や弁護士に相談しながら解雇無効に向けて動きつつ並行して再就職活動を行いました。

そして翌年の1月に、ハローワーク経由で応募した異業種であるコインランドリーチェーンの店舗運営課長として採用されたんですよ。

僕は新卒でアパレル専門店に入社して以来ずっと小売業で仕事をしていたので、サービス業の企業への入社は初めてでした。

異業種への転職にあたっては、多店舗展開小売業でのエリアマネージャーや営業課長としての店舗運営経験を最大限にアピールしました。

そして管理職としてのマネジメント経験を評価されて内定をいただいたんですよ。

ミドルシニアで異業種×異職種への転職はハードルが高いですが、同職種で異業種への転職はそれほど困難ではありません。

業種を変更することで年収大幅アップも見込めますよ。

異業種への転職については下記の記事を参考にしてください。

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ハローワーク等公共就職支援サービス利用の利用方法については下記の記事を参考にしてください。

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53歳で再就職をして、並行して進めていた解雇無効も勝ち取ることができました。

異業種での勤務は最初は苦労しましたが、順調に業績を上げて昇進を果たしました。

入社時は店舗運営課長でしたが、入社3年目には次長、4年目に部長、5年で執行役員本部長に昇進して年収も大幅にアップしたんですよ。

会社の業績は運もありますが、実績が認められれば昇進による大幅な年収アップも見込めますよ。

僕が解雇されて再就職をした体験談については下記の記事を参考にしてください。

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61歳定年退職後に再就職した企業はブラックだった

僕は2021年10月に会社を退職して再就職活動を行っていましたが、なかなか内定を得られずにかなり焦っていました。

そんな時12月にハローワークで、勤務地が自宅の近所にある求人を見つけました。

職種は人材派遣会社の管理職で、派遣スタッフの管理を行うというものだったんですよ。

給与もそこそこよかったので、すぐにハローワークで紹介状を書いてもらい応募しました。

すると応募した企業の社長から電話があり、「2日後に横浜に出張に行くので会いましょう」ということになったんですね。

僕は横浜在住で、その企業の本社は中部地方にありました。

そして2日後に最寄りの駅で待ち合わせをしました。

社長は車で来たので、僕は勤務地のオフィスで面接を行うものとばかり思っていました。

しかし求人票に記載されていた勤務地の住所はクライアント本社の住所で、実際の勤務地はクライアントである建設会社の資材置き場だったんですね。

なんとクライアントの複数の資材置き場で作業をしている外国人派遣スタッフの管理を行う仕事だったんですよ。

その日は社長が車を運転しながら、勤務場所である資材置き場を数か所回りました。

僕は途中のカフェ等で面接を行うのかと思っていましたが、一向にその気配はありません。

車内で雑談をしながら社長が仕事内容の説明を行い、僕のキャリア等を聞き出したのが実は採用面接だったんですね。

そして約2時間後に最後の資材置き場でクライアントの課長と顔合わせを行い、その日は終了になりました。

その後面接の翌日に社長から電話があり「あなたの採用の件を役員会にかけたところ満場一致で採用が決まりました」といわれました。

面接1回しかも車の中でのやり取りで翌日に内定が出てしまったんですよ。

冷静に考えれば、その時点で企業に対して不信感をもって内定を辞退するべきだったと思います。

しかし、その時は何とか年内に就職先を決めて安心したいという感情が先に立って、冷静な判断ができなかったんですね。

面接1回で内定を出す企業への転職については下記の記事を参考にしてください。

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僕はその場で入社を決めてしまい、気分良く正月を迎え1月7日から勤務を開始しました。

しかし後になって、僕はこの時の決断を大きく後悔することになります。

入社後は横浜営業所の担当課長として、1名でクライアントの資材置き場を巡回して派遣スタッフの管理を行うのですが、1週間後くらいからクライアントの課長からパワハラが始まりました。

そしてほどなくして、クライアントの現場社員からのバッシングが起こったんですよ。

派遣しているスタッフの遅刻や欠勤の責任を取らされ、人手不足に対する人員補充を強く迫られましたね。

営業時間外や休日の電話は当たり前で、クライアントの課長からは毎日勤務終了後の日報提出と書き直しを求められそれが深夜まで続きました。

社長に相談しても取り合ってくれずに、責任をすべて押し付けられましたね。

また休日についても、求人票には完全週休二日制と記載されていましたが、実際は毎週日曜日は固定でそれ以外は月間2日の休日ということでした

求人票に記載されている採用条件が口頭で変更されていきましたね。

そんなこともあり、その企業は入社後2か月で退社しました。

僕は何度も転職していますが、入社後1年間持たなかったのはその会社だけでしたね.

僕が体験したブラック企業については下記の記事を参考にしてください。

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まとめ:転職活動は在職中に行おう

僕の経験からも在職中に転職活動を行い転職をしたケースでは時間はかかりましたが、あせらずにじっくり活動ができ、自分の意向に合った企業に好待遇で採用されました。

逆に退職してから再就職活動を行ったケースでは、再就職活動が長期化するほどあせりが出て妥協して就職を決めてしまったために短期離職してしまうことになりました。

在職中の転職活動は時間が取れなくて大変ですが、余裕をもってあなたの志望する企業に入社するためには在職中の転職活動をオススメします。

在職中の転職活動には転職エージェントの活用が必須ですよ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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  • この記事を書いた人

ゆきひろ

転職・再就職6回の経験を生かして、ミドルシニアの転職・再就職の悩みを解決いたします。 1回目32歳アパレル専門店店長|2回目34歳スーパーマーケット営業課長|3回目44歳コンビニエンスストアMD |4回目49歳専門店営業部長|5回目53歳サービス業店舗運営本部長|6回目61歳人材派遣業営業職|採用担当者としても新卒、中途100人以上の採用面接を実施|そのため採用者側と求職者側双方の知見を持っています。|横浜市在住

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