転職ノウハウ

【体験談】30代40代50代で転職再就職6回成功した方法

体験談

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悩んでいる人

私は40歳で会社から解雇されてしまいました。

再就職はどのような方法ですればいいか教えてください。

僕の30代40代50代で6回転職・再就職を成功させた体験談をお話ししますよ。

ゆきひろ

本記事の内容

  • 30代40代50代の転職・再就職を6回成功させた体験談をお話しします
  • 転職・再就職を成功させた方法について具体的に解説します

本記事の信頼性

30代40代50代のミドルシニアで転職を検討している方も多いと思います。

また現在就業している会社が業績不振で希望退職者を募ったり、解雇されたりでやむを得ず再就職活動を行う方もいらっしゃると思います。

しかし、ミドルシニアの転職・再就職は決して楽なものではありません。

僕もかなり苦労して6回転職・再就職を成功させました。

本記事では僕の6回の転職・再就職の体験談をもとに、成功させるための具体的な方法について解説します。

30代で2回転職を成功させた方法

僕は30代で2回転職をしました。

最初に転職をしたのは1993年33歳の時でした。

当時は終身雇用が当たり前の時代で、新卒で入社した会社で定年まで勤め上げるという価値観が大勢を占めていました。

また当時はブラック企業という言葉もなく、休日も少なく長時間労働が当たり前でしたね。

そんな状況で、僕は入社11年目に初めて転職を決意しました。

最初の転職は同業他社への転職

僕は新卒でアパレルの専門店に入社しました。

当時は非常に勢いのあるメンズアパレルの全国チェーン店で、毎年新卒を200名以上採用していたんですよ。

僕はアパレルのバイヤーを目標にしていましたが、キャリアパスとしては店舗販売員→店長→バイヤーという感じでした。

店舗販売員時代は、売上目標のノルマを達成させるのが非常にきつかったですね。

毎日売上実績を管理されて、日曜日の夜は週間フィードバック会議で徹底的に詰められましたね。

しかし頑張って実績をあげて入社4年目に店長に昇進しましたが、就任した店舗が売上不振店舗で、毎週本社で行われる不振店会議に呼ばれて𠮟責を受けていました。

当時は休みもほとんどとれず、メンタルはボロボロでしたね。

そんな中でも店長就任後2年目からは業績も上がり、エリアマネージャー昇進後に念願のバイヤーに就任しました。

バイヤーになってからも結果を残し年間MVPも獲得したんですよ。

しかし良いことは続かず、会社の業績が急激に悪化していきました。

1990年ころから郊外型の紳士服専門店が業績を伸ばし、僕の在籍していた都市型のメンズアパレル専門店は苦境に立たされます。

そんな時に社内のリストラが始まり、僕もバイヤーから地方店舗への転勤を打診されました。

その時はちょうど結婚をした年で、このまま転勤を受け入れて会社に残るか悩みましたが、会社の将来に不安を覚えて転職を決意しました。

当時は転職エージェントの数も少なく、利用の仕方もわかりませんでした。

インターネットもなかった時代なので、当然転職サイトもなかったですね。

転職自体が一般的ではなかったので、どのように転職してよいかわからず、当時数少ない情報源であった転職情報誌で求人を探し、同業他社の郊外型紳士服専門店チェーンに応募したところ、面接に呼ばれてすぐに採用されました。

採用面接でよくある質問については下記の記事を参考にしてください。

2回目は解雇後の再就職

2回目の再就職は1995年34歳の時でした。

転職した紳士服専門店の業績は伸びていましたが、いわゆるブラック企業でした。

休日は年間90日と少なかったですが、それさえ取得できなかったですね。

また毎週月曜日は幹部ミーティングを夜中の1時くらいまで行っていました。

そして入社2年目に会社の業績悪化にともない、いきなり解雇されたんですよ。

当時僕は34歳で労働法の知識もなく、不当解雇をやむなく受け入れました。

そして約3か月間再就職活動を行いました。

その時に頼ったのが、転職エージェントであるリクルート人材センター(現在はリクルートエージェント)でした。

エージェントを訪問してコンサルタントと面談を行い、小売業を中心に何社か紹介を受けました。

当時はインターネットもなかったので、他の情報も取れず家にいる時間はつらかったですね。

再就職活動はほとんどリクルート頼みだったので、紹介案件をひたすら待つ日々でした。

百貨店やアパレルメーカーを中心に3~4社応募しましたが面接には至りませんでした。

しかし約3か月後に紹介されたディスカウントストアチェーンになんとか内定をいたいたんですよ。

ポイント

まずは転職エージェントに相談しよう

ミドルシニアにおススメの転職エージェントは下記の記事を参考にしてください。

40代で2回転職を成功させた方法

35歳で入社したディスカウントストアには約10年在籍しました。

当初はアパレルの主任で入社して、実績を評価されてアパレルのバイヤーに就任したんですよ。

そして店舗の店次長や営業本部の営業課長を経験いたしましたが、会社の業績が悪くなり社員の異動が頻繁になったため将来に不安を覚えて転職を決意しました。

3回目の転職は転職エージェント経由で同業他業態

3回目の転職は44歳の時でした。

この時は会社に在籍しながら、約半年間転職活動をおこないました。

転職活動といっても毎日会社に出勤していたので、帰宅は10時過ぎでした。

そのため転職活動にあまり時間をかけられなかったですね。

そこで利用したのが転職エージェントでした。

インターネットでインテリジェンス(現在はDODA)の百貨店の求人案件に応募したところ登録面接に呼ばれて訪問しました。

約1時間コンサルタントが、親身になって転職の要望を聞いてくれたんですよ。

その後百貨店の案件は見送りになりましたが、コンサルタントから半年にわたって複数の求人案件の紹介がありました。

またコンサルタントから職務経歴書の書き方の指導があり、初めて本格的に職務経歴書の作成を行いました。

毎日会社から帰宅して夕食後に職務経歴書を作成していました。

仕事をしながらの作業はとても大変でしたが、コンサルタントの添削指導を受けながら何とか完成しました。

そしてその時に作成した職務経歴書が、その後の転職活動の書類作成のベースになったんですよ。

紹介された求人案件には何件も応募を行いましたが、年齢的なこともあり、なかなか面接まで到達しませんでしたね。

それでもコンサルタントは、約半年にわたり案件を紹介し続けてくれました。

夜の10時以降にメールをやり取りして、いろいろとアドバイスももらいましたね。

その時のコンサルタントには今でも感謝しています。

9月に転職活動を開始して翌年の3月にやっと最適な求人が3件来ました。

その中の2件が書類を通過して面接に呼ばれたんですよ。

1件は通販会社の広報部長職、もう1件はコンビニエンスストアチェーンのマーチャンダイザーでした。

その時はまだ会社で仕事をしていたので、面接のスケジュール調整が大変でしたが、転職エージェントのコンサルタントが企業と調整を行ってくれました。

そして面接後の企業の選考状況も詳細に報告してくれましたよ

結果は通販会社の広報部長職は最終の社長面接まで行きましたが、最終的に見送りになりました。

しかし、もう1社のコンビニエンスストアチェーンの商品本部マーチャンダイザーとして採用されたんですよ。

その時コンサルタントは自分のことのように喜んでくれました。

ポイント

  • 転職エージェントのコンサルタントは職務経歴書の書き方を指導してくれる
  • 転職エージェントは面接のスケジュール調整を代行してくれる

職務経歴書の書き方については下記の記事を参考にしてください。

4回目は希望退職に応じて再就職支援会社を利用

そのコンビニエンスストアチェーンには4年半在籍しましたが、最後は会社が大手コンビニエンスストアチェーンに吸収合併されることになり退職勧奨が行われました。

上司から何度も呼び出しを受けて「あなたにはこの会社でのポジションはありません」と繰り返し言われましたね。

年齢も49歳なので残留を希望して粘りましたが、最終的には会社が消滅することになり希望退職を受け入れました。

退職日は2009年の12月24日でした。

そして2009年末から、会社が用意してくれた再就職支援会社に通って再就職活動をスタートさせました。

2008年にはリーマンショックがあり、有効求人倍率は0.5%を下回っていた中での再就職活動は困難をきわめましたね。

再就職支援会社には毎日通ってコンサルタントの面接も行いました。

しかしほとんど求人案件の紹介がなく、自分で複数の転職エージェントに登録して案件を探していました。

そして転職エージェントから求人案件の紹介もほとんどありませんでしたね。

再就職活動を開始して3か月目に入り、面接にたどり着けたのは1件だけでした。

その面接でも不採用になり、その時はかなり焦りを感じていましたね。

そして再就職支援会社のコンサルタントに「何とか案件を紹介してほしい」と要望した結果、コンサルタントがハローワーク案件を1件紹介してくれました。

その案件は専門店のCS推進部長というポジションでしたが、書類選考を通過して1次面接に進んだんですよ。

1次面接は人事課長と総務部長が担当でしたが、その時会社の課題を聞き出しました。

会社の課題は「チェーン店の1部の店舗の接客がよくない」ということだったので、実際に店舗を訪問して改善案を作成しました。

そして最終面接で社長、役員に対して改善案のプレゼンを行い、120倍の倍率を突破して採用されたんですよ。

ポイント

面接では逆質問で会社の課題を聞き出し改善案を提案しよう

面接での効果的な逆質問については下記の記事を参考にしてください。

50代60代で2回再就職を成功させた方法

しかしやっとの思いで入社した専門店も、3年半後に業績不振で解雇されてしまいました。

明らかに不当解雇だったので、NPO法人や労働局に相談しながら並行して再就職活動を行いました。

再就職活動は転職エージェントへの登録、転職サイトで求人案件の検索、ハローワークでの求人検索、東京しごとセンターでのセミナー参加などあらゆる手段で行いました。

解雇や希望退職に応じて再就職をする際の手続きについては下記の記事を参考にしてください。

5回目はハローワーク経由で再就職

解雇されたのは2013年10月末でしたので、11月からあらゆる手段を使って再就職活動をしましたね。

毎日家にいると気分が滅入るので、東京しごとセンターに毎週通ってキャリアアドバイザーの面談とセミナーにも参加しました。

セミナーではキャリアアドバイザーが、書類作成の指導や面接対策も行ってくれましたよ。

何よりも同じ目的を持った仲間と一緒に再就職活動を行えたのが心強かったですね。

また企業の合同説明会にも参加してその場で面接を受けました。

しかしこの時は53歳という年齢もありなかなか書類が通らなかったですね。

やっと書類が通過し始めたのは退職後2か月を経過した12月末でした。

そして年が明けた1月1週目に面接が2件入りました。

1件は転職サイト経由の小売業の店長職、もう1件はハローワーク経由のサービス業の店舗運営課長でした。

最終的には2回の面接を経てサービス業の店舗運営課長に内定したんですよ。

不当解雇についても、弁護士事務所から会社に内容証明郵便を郵送してもらい、解雇無効が認められました。

結果的には再就職と解雇無効という2つの目標を達成できたんですよ。

ポイント

ハローワークや東京しごとセンターなどの公共就職支援サービスも活用しよう

ハローワークの利用方法については下記の記事を参考にしてください。

東京しごとセンターの利用方法については下記の記事を参考にしてください。

6回目は定年退職後に再就職

6回目は定年退職後に1年契約の再雇用で、1年間店舗開発部長として業務を行ってきましたが、会社の業績不振により、2年目の契約は行われませんでした。

そのため再度就職活動をすることになったんですよ。

今回は年齢が60歳を超えていたので覚悟はしていましたが、正社員での就職はかなり厳しかったですね。

2022年の7月に知人の紹介で、リクルートエージェントのコンサルタントと面談を行いました。

リクルートエージェントのコンサルタントは45歳以上担当ということで、定期的に案件を紹介していただき毎週応募をしましたが、面接までは至りませんでした。

また転職サイトも複数登録をして、毎日新着求人をチェックして応募しましたが面接に進めたのは1件だけでしたね。

その1件のオンライン面接も、結果的に内定につながりませんでした。

7月から再就職活動を始めて、9月には東京しごとセンターのセミナーに参加し、10月からはハローワークにも毎週通いました。

最終的には年が明けて4月に、ハローワーク経由で応募した人材サービス会社に正社員で採用が決まったんですよ。

60歳を超えてからの就職活動は正規雇用にこだわらず、非正規雇用での就職も検討したほうがよいと思いました。

転職・再就職の完全ロードマップについては下記の記事を参考にしてください。

まとめ:40歳を超えてもあきらめなければ転職・再就職は可能です

40歳を超えてからの転職・再就職活動は決して楽なものではありません。

まず書類選考の段階で年齢ではじかれることが多いですね。

しかし転職エージェントや転職サイト、ハローワーク等の公共就職支援サービスを利用して応募をし続ければ必ず道はひらけます。

僕も何度も挫折しそうになりましたが「あせらず、たゆまず、あきらめず」この言葉を思い出して6回の転職・再就職に成功しました。

みなさんもあきらめずに目標を達成させてください。

その時に当ブログがお役に立てれば幸いです。

またおススメの転職エージェント、転職サイトは下記の記事を参考にしてください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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  • この記事を書いた人

ゆきひろ

転職・再就職6回の経験を生かして、ミドルシニアの転職・再就職の悩みを解決いたします。 1回目32歳アパレル専門店店長|2回目34歳スーパーマーケット営業課長|3回目44歳コンビニエンスストアMD |4回目49歳専門店営業部長|5回目53歳サービス業店舗運営本部長|6回目61歳人材派遣業営業職|採用担当者としても新卒、中途100人以上の採用面接を実施|そのため採用者側と求職者側双方の知見を持っています。|横浜市在住

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