※本ページはプロモーションが含まれています
私は40歳で初めて転職を考えていますが、どのように進めていいか全くわかりません
転職6回成功して採用面接を100名以上行った僕が、自分の体験をふまえて転職・再就職の方法を最初から最後まで解説しますよ
本記事の内容
- 転職・再就職の始め方から内定獲得までのロードマップを提示
- 自己分析の方法について詳しく解説します。
- 応募書類の作成方法について具体的に説明
- 転職エージェントと転職サイトの違いを解説します。
- ハローワーク・公的サポート機関はどのように利用すればよいか
- 面接対策について詳しく解説
本記事の信頼性
ミドルシニアの転職市場は拡大していますが、相変わらず狭き門であることには変わりありません。
現在在籍中で転職をしようかと悩んでいる方、解雇や希望退職で再就職活動を余儀なくされている方も数多くいらっしゃると思います。
特に、今までひとつの企業で働いてきて転職経験のない方は、どのように転職活動を進めていいかわからないですよね。
僕は今まで、30歳から60歳までの間に6回転職・再就職を成功させています。
また採用担当者として新卒、中途採用者100名以上の面接を行いました。
その時の経験をふまえて、転職・再就職の始め方から内定獲得までの完全ロードマップを解説します。
目次
Step1 40代50代の転職市場を知ろう
転職・再就職活動にあたって、まずはミドルシニアの転職市場がどうなっているかを分析することが重要です。
情報収集にはいろいろな方法がありますが、転職エージェントに登録してコンサルタントから最新の情報を入手すること。
ハローワークに登録して相談員から情報収集するなど、転職市場の現状を知ることが大事ですね。
ミドルシニアの転職市場の現状
生産年齢人口の減少により、さまざまな業種の企業が中高年の活用に動きはじめています。
以前は35歳転職限界説が、まことしやかに語られていましたが、ミドルシニアの転職市場は確実に拡大しています。
なぜなら、労働人口の減少により企業は即戦力を求めているからです。
特に中小企業の中には、新卒で社員を採用して一から教育することが困難なところが数多く存在します。
そのような企業は、他社でキャリアを積んだ即戦力人材を求めているんですよ。
実際に転職エージェントでは、以前は40歳以上は登録しても「現在ご紹介できる案件はございません」という回答が多かったです。
しかし現在では大手転職エージェントを中心に、ミドルシニア層を専門にしたコンサルタントが所属するところが増えてきていますよ。
35歳転職限界説は現在も有効か
以前は「転職は35歳までしかできない」という説がまことしやかに流れていました。
なぜこの説が流布していたのでしょうか。
ひとつの可能性としては、転職エージェントのポジショントークであるというものです。
どういうことかというと、転職エージェントが収益を得る仕組みとして、求職者からはいっさい手数料を取らずに、転職が決まった時点で転職先の企業から約30~35%の手数料をいただくということです。
この仕組みから考えられるのは、例えはあまりよくありませんが、求職者はいわゆる商品ということになりますね。
そのように考えると、転職エージェントとしては35歳以下の求職者のほうが企業のニーズが高いため、売れる可能性が高い商品ということになります。
そのために、転職エージェントのコンサルタントは、自分の業績を上げるために、35歳以下の求職者に注力したほうが効率的であるというのが、いままでの通例でした。
しかし、2022年においてはこの通例が大きく変化しています。
詳細については下記の記事を参考にしてください。
Step2 自己分析はどのように行えばよいか
転職・再就職を考えたとき、自分が今までに経験した業種・職種をめざすのか、あるいはまったく未経験の業種・職種をめざすのかを明確にすることが重要です。
それを判断するためにも、自己分析はとても大切になります。
職務経歴書の作成や面接対策でも、自分の強みは何かを明確に言語化することが重要ですね。
それでは自己分析はどのように行えばよいか、この章で詳しく解説しますね。
自分は何ができるかキャリアの棚卸をしよう
就職活動を成功させるためには、自分を知ることと同時に相手(企業)を知ることがとても重要です。
自分と企業、転職市場を十分に理解したうえで方向性を決定し、自分をとりまく環境と照合させることで、どういう業種・職種をめざすかが明確になってきますよ。
まずは、自分の能力(仕事におけるスキル)興味(やりたい仕事)価値観(ゆずれない条件)を整理しましょう。
整理をしたら、それを言語化することが大切です。
一度職務経歴書を作成して、所属した企業でどのような業務を担当したか、その中で身に着けたスキル、成功体験などを言語化して整理しましょう。
文章に落とし込むことで、頭の中が整理されますよ。
自己分析の方法完全ガイド
具体的にあなたの方向性と目標を明確にしましょう。
そのためには、あなたがやりたいこと(WILL) 、できること(CAN)、やるべきこと(MUST)のリストアップを行います。
WILL、CAN、MUSTを明確にすることが、レジュメ、面接での志望動機につながりますよ。
やりたいこと(WILL)
転職によって、自分は何をしたいのか、どのようになりたいのかを明確にしましょう。
- 就きたい職業
- なりたい自分
- 就職によって何を得たいか (年収アップ、QOLの充実等)
できること(CAN)
ミドルシニアの方はキャリアが長い分、ヤングにくらべても経験、スキルは豊富ですね。
あなたが今まで経験したことを、エピソードを含めて言語化しましょう。
- 経験 仕事での経験、プライベートでの経験
- スキル 業務上でのスキル 趣味等のスキル
- 能力 自分の自信がある能力
- 資格 保有する資格の洗い出し
やるべきこと(MUST)
希望する業界・企業に転職するためには、何をやらなくてはいけないかを明確にしましょう。
- 学ぶべきこと
- 取得すべき資格
- 克服すべき制約・障害(勤務地、収入、家庭環境等)
WILL CAN MUSTの法則
WILL、CAN、MUSTの重なった部分があなたの目指すべき業界・企業です。
自己分析について詳細は下記の記事をご参照ください。
Step3 応募書類の作成方法完全ガイド
応募先企業から内定を得るための第一関門は書類選考です。
書類通過率は一般的には20%前後と言われていますが、45歳以上に限ると約3%というデータもあります。
まずは採用される書類を作成することに全力を注ぎましょう。
企業から指定される応募書類には履歴書、職務経歴書があります。
そのほかに書類選考の通過率を上げるためには自己PR書の提出が有効です。
この章ではそれぞれの書類の書き方について解説しますね。
採用される履歴書はどう書けばよいか
あなたも新卒での就職活動等で履歴書を作成した経験があると思いますが、ミドルシニアの転職・再就職においては、履歴書に対する採用担当者の視点が大きく異なります。
採用担当者は、新卒採用では応募者のポテンシャルを、中途採用では応募者のキャリアと再現性を応募書類から読み取ろうとします。
また応募書類には履歴書と職務経歴書はマストですが、担当者の見る視点は履歴書と職務経歴書では大きく異なります。
履歴書と職務経歴書の大きな違いは、履歴書はフォーマットが決まっているが、職務経歴書はフォーマットが決まっていないということです。
つまり、履歴書は指定された項目を誤字脱字や年月間違えがないように正確に記載することが重要です。
職務経歴書は加点方式、履歴書は減点方式の側面が強いということになります。
それでは、40代50代の転職・再就職においては、どのように履歴書を書きはじめればよいでしょうか
第一関門の書類を通過させるために、履歴書作成の注意点を挙げていきます。
履歴書作成ポイント
- あたりまえのことですが、事実を正確に記載すること。事実でないことを記載すると経歴詐称になります。
- 履歴書のフォーマットにしたがって、項目ごとに正確に記載する。
- 誤字・脱字や変換ミスなどはないか
- 写真の服装、身だしなみは適切か
- 志望動機は企業の求めるものとマッチしているか
- 志望動機に入社後の意欲は感じられるか
- 複数の応募先に対して履歴書を作成するときは、志望動機は応募先に合わせてカスタマイズする。
- 応募書類の使いまわしはしない。
- 空欄は作らない。記入する事項のない場合は「特になし」と記入する。
採用担当者が履歴書のどこにポイントを置いてみているかを、僕の6回の転職経験と採用担当者としての100名以上の採用経験から解説しますね。
まず目が行くところは写真です。
写真は応募書類の中で、唯一のビジュアル情報です。
採用担当者は写真から、応募者の人となり、性格などを想像します。
そしてそこから、他のメンバーとうまくやっていけるかなどを判断します。
写真は写真館で撮影することがベストですよ。
服装はダーク系のスーツで、男性はネクタイ着用、背景はブルー系統の明るい色がいいですね。
表情は口を開けずに口角を上げて、軽く微笑む感じが印象がよくなります。
次に見ているのは、全体的に項目の内容にしたがって記載されているか、誤字脱字はないかなどで、応募者の事務処理能力、まじめな性格かどうかを判断します。
記載されている内容に誤りがあったり、誤字脱字だらけだと、それだけであなたの資質が疑われてしまいますよ。
そして、履歴書の中で採用担当者が一番重視するのは志望動機です。
応募者はなぜこの会社に応募したのか?今までのキャリアがこの会社で活かせるか?意欲はあるかなどを採用担当者は志望動機から読み取ろうとします。
求人票等から、応募先企業の求める人物像を明確にして、入社後の意欲を最大限アピールしましょう!
履歴書の書き方の詳細については下記の記事をご覧ください。
採用される職務経歴書の書き方
応募書類には、履歴書・職務経歴書がマストですが、その中でも職務経歴書が一番重要です。
40代50代で転職・再就職を検討している方は、20代30代の方に比較してキャリアを多く積んでいます。
そのため、採用する企業としても採用の目的は応募者のポテンシャルよりも、キャリアを活かして即戦力として活躍してくれるかを最重要視しています。
採用企業の意図からしても、今までのキャリアを最大限にアピールしてライバルに差をつけられる職務経歴書が重要なんですよ。
現在の転職活動において、作成にかける時間、書類通過における重要性からしても職務経歴書が9割といっても過言ではありません。
職務経歴書は応募企業ごとに作成する必要がありますが、まずは基本のマスターシートを作成します。
この基本形を作成することが一番重要で、とても時間がかかります。
僕も最初に職務経歴書のマスターシートを作成するのに膨大な時間を要しました。
3度目の転職時で44歳の時でしたが、仕事をしていたので帰宅時間は22時過ぎで、その後食事・入浴をしてから作業に入りました。
毎日、深夜まで職務経歴書の作成を行っていた記憶があります。
最初に職務経歴書のマスターシートを作成をするには、転職エージェントのコンサルタントに相談するのが一番ですよ。
コンサルタントによっては、書き方を最初から説明し何度も添削してくれますよ。
僕も複数の転職エージェントに登録して、何度も指導していただきマスターシートを完成させました。
一度マスターシートを完成させれば、それを応募企業ごとにカスタマイズすればOKです。
職務経歴書を作成するときに注意するポイントがいくつかあります。
職務経歴書作成ポイント
- 枚数は2~3枚程度にまとめる
- 誤字・脱字、年月の間違えがないように気をつける
- 文字の大きさは10.5~12ポイントとする
- 標題や見出し以外の本文のフォントは統一する
- 応募先企業の求める要件に合わせてカスタマイズする
- 職務要約を冒頭にもっていき、セールスポイントを最大限にアピールする
職務経歴書作成については下記の記事でサンプルを掲載して詳しく解説しています。
自己PR書はどう書けば採用担当者に刺さるか
僕も応募しても書類が通らず、何度もお祈りメールを受け取り、へこんだ経験があります。
そのため、書類通過率を上げるためにはどうしたらよいかを真剣に考えて、何度もセミナーに足を運び自己PR書を作り上げました。
そして応募書類に自己PR書を添付したところ、書類通過率が格段に上がりました。
ここでは、ミドルシニアの転職活動で自己PR書が必要な3つの理由について解説します。
1.自己PR書を送付する応募者はほとんどいない
なぜなら、自己PR書の送付を指定する企業はほとんどないからです。
そのため、自己PR書を送付するだけでも他の応募者との差別化ができ、採用担当者に目を通してもらえる可能性が高くなります。
2.自己PR書は今までのキャリアでの成功例を具体的にアピールできる
ミドルシニアの応募者は、ヤングに比べてキャリアが長いため、数々の失敗、成功を経験しているはずですね。
業務でうまくいかなかったことを克服して、成功に導いた経験は採用担当者の記憶に残りますよ。
職務経歴書に自己PRを記載してもよいですが、より具体的に成功体験を記載すると職務経歴書の枚数が多くなってしまいます。
採用担当者にじっくり目を通してもらうためにも、単独で自己PR書を作成するのが得策ですよ。
3.自己PR書は採用担当者の記憶に残りやすい
ストーリー性のある成功体験は、エピソード記憶として採用担当者の記憶に残りやすいですよ。
履歴書、職務経歴書は枚数の制限があるため、どうしても事実の羅列だけになりがちです。
自己PR書では、A4用紙1枚にPRポイントに関する出来事をストーリー風に記載すると、採用担当者に印象づけることができますよ。
自己PR書を作成するときに、何に気をつければよいでしょうか?
注意するポイントについて解説しますね。
自己PR書作成ポイント
- タイトルでインパクトを与える
- PREP法で結論から先に述べる
- 結論の根拠を示す具体的なエピソードを入れる
- 具体的な数値でアピールする
自己PR書作成については下記の記事でサンプル付きで解説しています。
Step4 応募先企業の探し方完全ガイド
ミドルシニアの転職では、応募先企業をどれだけ確保できるかがポイントになります。
なぜなら、多くの企業が求めているのは20代、30代前半の応募者なので、40代50代が応募できる企業は少ないからです。
僕も転職活動において、応募先企業を見つけるのに大変苦労しました。
情報収集ルートには、転職エージェント、転職サイト、公的サポート機関(ハローワーク等)など複数あります。
それぞれのルートには特性があるので、情報が片寄らないように複数のルートから、まんべんなく情報収集することが重要です。
転職エージェントと転職サイトの違い
転職エージェントと転職サイトの大きな違いはコンサルタントがつくかつかないかです。
転職エージェントに登録すると担当コンサルタントが決まり、最初に面談が行われ、今後の転職活動のアドバイスをしてもらえます。
さらに、職務経歴書の書き方等のアドバイスもあり、その後希望に合った求人を紹介してもらえます。
転職エージェントの対応が手厚いのは、応募者の採用が決まらないと収益が発生しないからですね。
転職エージェントでは、応募者の採用が決まると年収の30%前後が応募先企業から支払われるビジネスモデルです。
そのため、高い年収で採用されることが転職エージェントと応募者双方のメリットになるわけですね。
複数の転職サイトに登録すると、重複する案件も多くありますが、とにかく求人案件の情報を豊富に得られます。
なぜ、転職エージェントより案件が豊富かというと、人材採用を検討している企業にとって、転職エージェントと比較してコストが安く上がるからです。
企業が転職エージェントで採用すると、採用者の年収の30%前後が採用コストになります。
年収600万円で採用すると約180万円が採用コストですね。
それに対して、転職サイトに広告を掲載する場合は掲載期間にもよりますが、50万円~100万円程度がコストになります。
そのために企業側とすれば、まずは転職サイトに広告を掲載して求人募集するケースが多いですね。
したがって、求人数が転職エージェントに比較して多い傾向があります。
転職サイトメリット
- 公開案件が豊富に掲載されている
- 個々の案件について情報が詳しく記載されている
- スカウトメールが来る可能性がある
- 履歴書、職務経歴書のフォーマットをダウンロードできて、書き方についての情報も掲載されている
おすすめの転職エージェントと転職サイトは下記の記事を参考にしてください。
転職エージェントはこう使おう
転職エージェントメリット
- 履歴書・職務経歴書などの応募書類の書き方についてアドバイスを受けられる
- 模擬面接などの面接対策を受けられる
- 非公開求人を数多く所有している
- 年収の高い求人が多い
- 応募先企業と面接のスケジュール調整をしてくれる
- 応募先企業と入社日や年収の交渉をしてくれる
それぞれについて解説しますね。
①履歴書・職務経歴書などの応募書類の書き方についてアドバイスを受けられる
転職活動の第一関門は書類が通過するかどうかです。
転職エージェントによっては書類の書き方について丁寧にアドバイスしてくれますよ。
僕も、最初の転職活動において転職エージェントDODA(当時はインテリジェンス)のコンサルタントのアドバイスを受けて職務経歴書を作成しました。
その後、他の転職エージェントのコンサルタントの添削を何度も受けて職務経歴書を完成させました。
それで、書類の通過率が大きく上がったんですよ。
②模擬面接などの面接対策を受けられる
転職エージェントによっては、面接対策を行ってくれるところもあります。
応募先企業の求める人物像を把握しているので、適切なアドバイスを受けられますよ。
最近では、オンライン面接も増えているので、注意するポイントを聞ける可能性もあります。
③非公開求人を数多く保有している
求人には一般に公開されていない非公開求人が多数存在します。
なぜなら求人を出している企業の中には、レベルの高い求職者を採用したいために、転職エージェントを利用して採用者を厳選するためですね。
④年収の高い求人が多い
採用コスト予算に余裕のある企業は、転職エージェントを利用して、より良い人材を採用したいと考えています。
採用コストについては、転職エージェント>転職サイト>公的機関(ハローワーク等)の順番になります。
ハローワークはコストゼロ、転職サイトは掲載期間にもよりますが50~100万円前後、転職エージェントは年収の約30%ですから、
年収600万円で採用したら、約180万円ということになりますね。
そのため、転職エージェントを利用する企業は採用コストをかけられる優良企業が多いと推測できます。
⑤応募先企業と面接スケジュール調整をしてくれる
特に企業に在籍中に転職活動を行う場合は、面接スケジュール調整に苦労します。
一般的に面接は平日に行われることが多いのですが、その場合有給休暇を取得して対応するわけですね。
そのときは、何度も面接日程を調整する必要が出てきます。
僕も、転職エージェントにスケジュールを何度も調整いただき採用された経験がありますよ。
個人で、何度もスケジュール変更を依頼すると企業からの印象が悪くならないか心配です。
その点、転職エージェントのコンサルタントに依頼したほうがスムーズに進みますよ。
⑥応募先企業と年収や入社日の交渉をしてくれる
応募者が面接時に年収の交渉をすることは、採否の結果に影響を与える可能性があります。
転職エージェントは、採用者の年収が上がれば収益も上がるので年収交渉も熱心にやってくれますよ。
年収交渉はプロに任せたほうがうまくいきますよ。
ハローワーク・公的サポート機関はどのように利用すればよいか
ミドルシニアの転職活動において、求人案件はヤングに比べて圧倒的に少ないです。
特に、転職サイトに掲載されている案件は明らかに20代、30代前半をターゲットにしているものが多いのが現実ですね。
その点、ハローワークは求人案件数も圧倒的に豊富で、その中には40代50代をターゲットにしている求人もありますよ。
20代、30代前半の転職活動では、公的機関を使わなくても転職できる可能性が高いですが、40代50代になると公的機関を併用したほうがいいですよ。
なぜなら、ミドルシニアの書類通過率は約3%前後と言われており、書類を通過させるためには数多くの応募先を確保する必要があるからです。
また、ハローワークや東京しごとセンターなどの公的機関は、ミドルシニアの転職にも対応しており、セミナー等も豊富で、適切なアドバイスを受けられる可能性もありますよ。
ハローワークの使い方について解説しますね。
まずは、あなたの居住地から利用できるハローワークを探して登録しましょう。
求職申し込みをすると、「ハローワーク受付票」が発行されます。
受付票が発行されれば、ハローワークのいろいろな就職支援サービスを受けられますよ。
自宅からでも「ハローワークインターネットサービス」にアクセスして、オンライン登録もできるんですよ。
企業に在籍中の方もハローワークは利用できます。
ハローワークでどのようなサービスが受けられるか解説しますね。
ハローワークサービス一覧
- 就職相談 就職に関するさまざまな相談を「就職相談窓口」で受けられます
- 個別就職支援 予約制で担当者がついて、就職活動の進め方等のアドバイスをもらえます
- 職業紹介 ハローワーク担当者から職業紹介を受け、紹介状を発行してもらえます。
- 各種セミナー開催
- 求人検索 ハローワークの検索機の利用ができます。自宅からもハローワークインターネットサービスから検索できます。
- 職業訓練受講
特にハローワークンターネットサービスは便利ですよ。
以前は、サイトのレベルが低く、検索しづらかったですが、現在は転職サイトのレベルに近づいており、かなり利用しやすくなりました。
転職サイトと比較しても、求人案件件数が圧倒的に多いですよ。
僕は離職後の再就職活動では、個別就職支援を受けていました。
担当者を設定していただき、毎週予約して相談に乗ってもらいました。
担当者に話を聞いてもらうだけでも、メンタルは安定しましたね。
個別相談時には毎回、求人案件も紹介していただきましたよ。
首都圏にお住まいの方は東京しごとセンターを利用することを強くお勧めします。
東京都在住の方以外でも利用できますよ。
利用者の年齢によってヤングコーナー、ミドルコーナー、シニアコーナーに分かれていて、無料でサービスが受けられますよ。
30歳から54歳の方はミドルコーナー、55歳以上の方はシニアコーナーを利用できます。
ここは、ハローワークと提携しており、求人案件の紹介もしてもらえます。
そしてなんといっても、セミナーが充実していますよ。
僕もミドルコーナー、シニアコーナーを利用して、個別カウンセリング、合同就職面接会、シニア中小企業サポート人材プログラムを利用しました。
東京しごとセンターについて詳しくは下記の記事を参考にしてください。
Step5 ミドルシニアの面接対策完全ガイド
転職活動で書類が通過したら、いよいよ最後は面接ですね。
内定獲得まであと一歩です。
面接でよくある質問は、新卒面接とは大きく異なります。
面接のステップに進むということは、書類選考の結果、履歴書、職務経歴書に書かれたあなたのキャリアが、応募先企業の求めるものと一致しているということですので、自信をもって面接に臨んでください。
しかし、まだライバルは残っています。
事前準備を完璧に行って面接に臨みましょう。
面接は事前準備が9割
面接において、採用者は下記3点において応募者を見きわめようとしています。
面接判断基準
- 資質があるか:履歴書・職務経歴書に記載されているキャリアが入社して活かされるか
- 意欲があるか:志望動機が明確か、職務に対する意欲はあるか
- 組織にとけこめるか:入社後、既存の社員とうまくやっていけるか、コミュニケーション能力に問題はないか
では、面接の事前準備は何を行えばよいでしょうか
面接事前準備
- 企業の求人票など求人条件の再確認
- 履歴書、職務経歴書等、応募書類の読込み
- 予想される質問に対する回答の準備
- 面接当日の身だしなみの準備
- 鏡の前で笑顔、あいさつの練習
- 企業の求人票など求人条件の再確認:応募した求人案件で、企業はどのような人材を求めているかを求人票等の情報から再確認してキーワード(WANT)を書き出しましょう。
- 履歴書、職務経歴書等、応募書類の読込み : 40代50代の応募者は在籍した企業数が多いケースがあるので、1社1社のキャリアを再確認しましょう。そして自分の強み(CAN)は何かを言語化して、企業の求める要件と一致するものをアピールできるようにしましょう。
- 予想される質問に対する回答の準備:40代50代の面接で聞かれると想定される定番の質問があります。想定される質問に対する回答を書き出して、声に出して練習しましょう。定番の質問内容は後述しますね。
- 面接当日の身だしなみの準備:面接は第一印象がとても重要です。服装や持ち物の準備は入念に行いましょう。
- 鏡の前で笑顔、あいさつの練習:面接では声の大きさや表情が大事です。僕も毎回時間をかけて練習しましたよ。
採用担当者は面接でここを見ている
面接官は最初の3~6秒で応募者を判断するといわれています。
僕も100名以上の採用面接を行いましたが、第一印象は重要視しましたね。
なぜなら、人は相手を判断するとき、話の内容よりも視覚情報、聴覚情報を重視するからです。
これは「メラビアンの法則」として有名ですね。
メラビアンの法則
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。
出典:Wikipedia
また、応募書類だけでは判断できない、コミュニケーション能力や協調性も面接で重視されるポイントです。
入社したら、既存の社員とうまくやっていけるかが最大の採用要因ですね。
なぜなら、能力が優れていても協調性のない応募者を採用して、入社後に何度もトラブルを引き起こすと、採用担当者の責任になりかねないからです。
面接対策については下記の記事で詳しく解説しています。
まとめ:40代50代の転職活動はこうすれば成功する
僕も6回転職を成功させましたが、30代に比べて40代50代の転職活動は困難をきわめました。
しかしミドルシニアの転職市場は確実に拡大しています。
ゴールに向けて最短距離で進むためには、本記事を参考にしていただければ幸いです。
また、転職活動は孤独な戦いです。
ひとりで悩まずに、ぜひ専門家に相談してください。
そのためには転職エージェントのコンサルタントに相談するのが一番です。
無料で登録できて書類作成のアドバイスから、あなたに適した求人案件の紹介まで行ってくれますよ。
40代50代に最適な転職エージェント、転職サイトは下記の記事を参考にしてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。下記クリックしていただけると幸いです。