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【体験談】40代50代の転職・再就職は中小企業がおすすめの理由

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悩んでいる人

私は40歳で大企業で働いていますが、現在転職を考えています。

40代では大企業より中小企業に転職する方がよいと聞きますが本当でしょうか?

40代50代では、よほどキャリアに自信がない人以外は大企業への転職は厳しいですね。

その理由も含めて僕の体験をもとに詳しく解説します。

ゆきひろ

本記事の内容

  • 40代50代の転職・再就職で中小企業がおすすめの理由について解説します
  • 40代50代の転職・再就職で中小企業に採用されるためにはどうすればよいか解説します
  • 中小企業に就職したときの注意点について解説します

本記事の信頼性

40代50代の転職・再就職は本当に厳しいですね。

僕も何度も経験して実感しました。

実際に数多くの企業に応募しても、書類が通らずに途方に暮れていましたね。

その時僕は大手企業に在籍していたので、年収を維持するためにも同規模の企業をねらっていましたが、転職活動が長期化したので視点を変えて中小企業も視野に入れました。

そうしたところ応募書類も通過するようになり、就職も決まったんですよ。

そして入社した企業で順調に昇進して執行役員になり、大幅に年収アップした経験があります。

本記事では僕の経験をもとに、40代50代の転職・再就職はなぜ中小企業がおススメなのかを詳しく解説します。

40代50代の転職・再就職は中小企業がおすすめ

40代50代で大企業に在籍している方は、中小企業への転職となると抵抗がある方も多いと思います。

実は僕もそうでしたね。

僕は新卒で当時の1部上場企業のアパレル専門店チェーンに入社して、その後やはり1部上場の紳士服専門店、スーパーマーケットや全国チェーンのコンビニエンスストアで仕事をしてきました。

そのため再就職活動でハローワーク案件の中小専門店に応募するときは躊躇しましたね。

しかし考え方を変えれば、日本の中小企業の比率は99.7%です。

企業の数だけで言えば圧倒的に中小企業が多いんですよ。

つまり転職できるチャンスも圧倒的に多いということですね。

ここで中小企業の定義を載せておきますね。

業種分類 中小企業基本法の定義
製造業その他 資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人
卸売業 資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人
小売業 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人
サービス業 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人
参照:中小企業庁HP

40代50代の転職・再就職は大企業にこだわらないほうがよい理由

40代50代で大企業にこだわっているとかなり苦戦します。

なぜなら大手企業が求めているのは、圧倒的に20代30代の若手が多いからです。

企業が求人を出すのは業務拡大による増員と欠員補充が多いのですが、中小企業ではマネージャークラスの欠員が出る可能性が多いです。

なぜなら中小企業は自社でマネージャーを育てられずに、大手企業で経験を積んだマネージャーを求めることが多いからです。

そのため大企業にこだわっているとチャンスを逃すことになりますよ。

逆に言えば中小企業は即戦力を求めているので、大企業でキャリアを積み重ねた方には大きなチャンスですよ。

中小企業に転職するときの注意点

それでは中小企業に転職を考えるときにどのような点を注意するべきでしょうか

まずは中小企業は一般的に知名度の低い企業が多いので、企業研究をしっかり行うことですね。

ハローワーク等では数多くの中小企業の求人が出ていますが、ハローワーク求人は玉石混交でいわゆるブラック企業の案件も多く含まれています。

応募したい企業が見つかったら、企業ホームページの確認や、「転職会議」等の口コミサイトで情報を取ってください。

実際にその企業で働いていたり、取引をしている企業に知人がいれば一番良いのですが、いない場合は評判を確認しましょう。

また応募書類が通過して面接まで進んだら、実際の企業の雰囲気や社員の対応など幅広い視点でその企業を見きわめましょう。

面接官の態度であるとか、応対してくれた社員の態度から会社の実情が推測できますよ。

あなたが実際に入社してから後悔しないように、慎重に企業を選択してくださいね。

40代50代で中小企業に転職するにはどうしたらよいか

悩んでいる人

40代の転職で中小企業がねらい目なのは理解しました。

それではどのようにしたら中小企業に転職できるのですか?

僕も49歳の時に大企業から中小企業に転職しました。

その時の経験をふまえて解説しますね。

ゆきひろ

僕は49歳の時にコンビニエンスストアチェーンのマーチャンダイザーとして仕事をしていました。

しかしそのコンビニエンスストアチェーンが大手コンビニエンスストアチェーンに吸収合併されることになり、既存社員に希望退職を募ることになったんですよ。

僕もその時は何度も上司に呼び出されて退職勧奨を受けました。

年齢的なこともあり最初は抵抗していましたが、最終的に会社が消滅することになり希望退職を受け入れざる負えない状況に追い込まれました。

そして2009年12月に退職をして、会社で紹介してくれた再就職支援会社で就職活動を始めたんですよ。

その年はリーマンショックの翌年で、有効求人倍率は0.5を割り込んでおり再就職活動は困難をきわめました。

最初は何とかなるだろうと楽観的に考えていたんですが、3か月を経過するとさすがに焦りが出ましたね。

再就職活動が3か月を経過したのちに、再就職支援会社のコンサルタントから紹介を受けたのがハローワークの専門店CS推進部長案件でした。

僕も当初はハローワークの中小企業案件には抵抗がありましたね。

年収も前職よりも大きく下がりましたが、なんとか生活を維持できる金額だったので応募しました。

そして書類通過後に2度の面接を受けて、120倍の倍率を通過して採用されたんですよ。

中小企業の求人案件はどのように探せばよいか

それでは中小企業案件はどのように探せばよいでしょうか。

まずは転職エージェントに登録することをおススメします。

転職エージェントは大手から中小まで幅広い求人案件を紹介してくれますよ。

転職エージェントは、総合型エージェントと特化型エージェントに複数登録しましょう。

転職エージェントは無料で登録できて、応募書類の作成方法などのアドバイスも受けられますよ。

そして面接であなたの意向を聞いて、最適な企業を紹介してくれますよ。

40代50代におススメの転職エージェントは下記の記事を参考にしてください。

転職エージェントに登録したら、次は転職サイトに登録して求人案件を検索しましょう。

転職サイトも無料で登録できて、大手から中小企業まで幅広く案件を探すことができますよ。

40代50代におススメの転職サイトは下記の記事を参考にしてください。

40代50代の転職活動では、いかに多くの応募先企業を探すことができるかがポイントです。

転職エージェント転職サイトに登録したら、次はハローワークにも足を運んでみましょう。

ハローワーク求人はブラック企業が多いというイメージがありますが、求人案件数は圧倒的に多く、玉石混交なので根気よく探せば優良企業も見つかりますよ。

今はハローワークインターネットサービスも充実しているので、自宅でも求人案件を検索できるんですね。

ハローワークの活用方法については下記の記事を参考にしてください。

中小企業に採用されるためのロードマップ

中小企業に採用されるためには、まずは市場分析と自己分析を行うことが重要です

あなたの今までのキャリアがどの業界で活かせるか、またどの職種での就職を目標にするのかを検討してください。

自己分析の方法については下記の記事を参考にしてください。

自己分析が終わったら、次は応募書類の作成を行いましょう。

40代50代の転職活動では書類がなかなか通過せずに苦戦することが多いんですよ。

転職エージェントのコンサルタントに相談しながら、応募書類を完璧に仕上げることが重要です。

応募書類は履歴書、職務経歴書がマストですね。

履歴書の作成方法については下記の記事を参考にしてください。

そして応募書類の中でも、一番重要なのは職務経歴書ですね。

職務経歴書が応募書類通過の9割といっても過言ではありません。

僕も転職エージェントのコンサルタントに何度も添削していただきながら、職務経歴書を完成させた経験があります。

職務経歴書の書き方については下記の記事を参考にしてください。

中小企業に入社後の注意点

大企業に長く在籍してきた方は、中小企業に入社すると企業文化の違いにとまどうと思います。

僕は大企業から中小企業に転職するときは、あらかじめ中小企業で働く心構えのような書籍を読んで準備しました。

それでもやはり実際に入社してみると、カルチャーショックを受けることも多かったですね。

中小企業のメリットデメリット

中小企業のメリットデメリットについて解説します。

中小企業メリット

  • 経営層との距離が近い
  • 意思決定が迅速である
  • 実力を発揮して昇進のチャンスが大きい
  • 裁量権が大きい
  • 転勤や部署異動が少ない

中小企業デメリット

  • 平均給与が低い
  • 福利厚生が充実していない
  • 教育制度が整っていない
  • 管理職は基本的にプレイングマネージャー
  • ジョブローテーションが少ない
  • 基本的に経営者の方針が絶対である
  • 業績悪化にによる解雇等の確率が高い
  • 労働時間が長くなりやすい

メリットとしては、経営層との距離が近く意思決定が迅速であるため、あなたの今までのキャリアを活かして活躍すれば昇進のチャンスも大きいということですね。

また個々の社員の裁量権も大きいので実力を発揮しやすいですね。

僕もコインランドリーチェーンの店舗運営課長で中小企業に入社したとき、大企業での店舗運営経験を活かして最終的には執行役員店舗運営本部長に昇進して、年収も大幅にアップしたんですよ。

デメリットは、月収について中小企業は大企業より平均で2万円から10万円低いというデータがあります。

福利厚生も大企業に比べて充実していないので、各種手当もない可能性がありますよ。

あなたが生活設計を考える上で収入は重要ですよね。

生活費が最低限どのくらい必要か、入社前に十分にシミュレーションしたほうがいいですよ。

また大企業は基本は分業制なので、ひとりひとりの業務範囲が明確ですが、中小企業は個人の業務範囲が広く一人であらゆる業務をこなさなければいけません。

大企業の管理職が部下に任せていたような雑用も自分で行う必要がありますよ。

管理職といっても基本的にはプレイングマネージャーであることが多いので、自分でプレイヤーとして業績を作りつつ、部下の管理も行うということですね。

教育制度も整っていないので、大企業の教育システムに慣れている人はとまどうかもしれませんね。

そして中小企業はシステム投資にかける資金がないところも多いので、どうしてもアナログな作業が多いですね。

大企業であればシステムを使って短時間で終わらせていた業務も、人力でこなすので時間を要することもありますよ。

また経営者のいうことは絶対なので、指示系統はトップダウンで理不尽な業務命令にも従わざるを得ないこともありますよ。

僕も覚悟して入社しましたが、それでも苦労しましたね。

そして企業によっては業績悪化にともなう解雇が頻繁に行われるところもあります。

解雇については労働法などの正しい知識を身に着けて、自分を守るようにすることも大事ですよ。

また中小企業は社員が少ないので、繁忙期や他の社員が突然休んだりすると業務が増えて残業や休日出勤が増える可能性もありますよ。

良くも悪くも社員の善意に頼っていいるところが多いですね。

中小企業に入社したらこれをやってはいけない

中小企業に入社したときにやってはいけないことは、前の会社のやり方を強要することですね。

中小企業では経営者の権力が絶対なので、大企業の管理職をやっていた人が前職のやり方を強要しても却下されることが多いですね。

特に中小企業では経営者から理不尽な指示が出ることもあります。

その時は頭ごなしに拒否するのではなく、いったんはその指示を受け入れてから「実はこういうやり方もありますよ」というような提案をするとよいですよ。

また大企業の管理職をやっていた方は、雑用を部下にやらせていたケースも多いと思いますが、中小企業では自分でやらなければならないことも数多くあります。

大企業では管理職が行わないような業務であっても、自ら進んで行うことが職場の人間関係を円滑にしますよ。

まとめ:40代50代の転職・再就職は中小企業がおすすめ

40代50代が中小企業への転職・再就職で成功するためには、マインドチェンジが大切ですね。

今までの経験から大企業にこだわった転職活動を継続すると、なかなか採用に至らずに転職活動が長期化することになりかねません。

その時は思い切って考え方を変えて、中小企業への転職にチャレンジしてみましょう。

大企業に所属していたというプライドを捨てられないと、大きなチャンスを逃すことになりますよ。

僕も49歳、53歳の時に中小企業に転職しました。

53歳の時に転職したコインランドリーチェーンでは店舗運営のキャリアを活かして課長職で入社したのですが、順調に昇進して最終的には執行役員本部長まで上り詰め年収も大幅にアップしたんですよ。

中小企業でも企業の選択を間違わなければ年収アップにもつながりますよ。

中小企業への転職を成功させるためには、まずは転職エージェントに登録することをおススメします。

40代50代におススメの転職サイトについては下記の記事を参考にしてください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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  • この記事を書いた人

ゆきひろ

転職・再就職6回の経験を生かして、ミドルシニアの転職・再就職の悩みを解決いたします。 1回目32歳アパレル専門店店長|2回目34歳スーパーマーケット営業課長|3回目44歳コンビニエンスストアMD |4回目49歳専門店営業部長|5回目53歳サービス業店舗運営本部長|6回目61歳人材派遣業営業職|採用担当者としても新卒、中途100人以上の採用面接を実施|そのため採用者側と求職者側双方の知見を持っています。|横浜市在住

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