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転職の面接は第一印象で決まると聞きましたが本当ですか?
僕は採用担当者として100名以上の面接を行いましたが、第一印象はとても重要視しました。
第一印象をよくするにはどうすればよいか僕の経験をふまえて具体的に解説します。
本記事の内容
- なぜ面接では第一印象が重要なのか解説します
- 面接で第一印象をよくするにはどうしたらいいか具体的に解説します
本記事の信頼性
転職活動で書類選考が通過するといよいよ面接ですね。
面接で想定される質問に対する回答をどうするか準備に余念がないと思います。
質問に対する回答の準備も当然大切ですが、面接では第一印象が採否を大きく左右するといわれています。
なぜ面接では第一印象が重要なのでしょうか?
またどうすれば第一印象をよくすることができるのでしょうか?
僕の6回の転職経験と、採用担当者として100名以上面接を行った経験から詳しく解説します。
目次
面接ではなぜ第一印象が重要なのか
面接官は最初の3~6秒で応募者を判断するといわれています。
そして残りの時間は、その判断が合っているかどうかを確認しているようなもの、とも言われます。
dodaの調査でも「最も重視するポイント」は「第一印象」となりました。
「技術系(メディカル/化学/食品/化粧品)」だけは2位となりましたが、それ以外の職種はすべて1位。
法人顧客や個人顧客と直接やり取りをする「営業系」「販売/サービス系」はその割合が30%前後と高く、「第一印象」が特に重視されていることが分かります。
僕も100名以上の採用面接を行いましたが、第一印象は重要視しましたね。
なぜなら、人は相手を判断するとき、話の内容よりも視覚情報、聴覚情報を重視するからです。
これは「メラビアンの法則」として有名ですね。
メラビアンの法則
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。
出典:Wikipedia
採用面接は約1時間で採否が決まってしまいます。
その限られた時間で第一印象をくつがえすのは至難の業ですね。
その意味でも面接官によい第一印象を与えることに注力しましょう。
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第一印象をよくする方法1 服装・身だしなみ
身だしなみや服装はどこに気をつければいいですか?
身だしなみのポイントはいかにマイナス要素をなくすかですよ。
採用面接では第一印象が重要なのは言うまでもありません。
特に身だしなみについては減点方式で評価されるので、相手に不快な思いをさせないように注意することが大切です。
服装・身だしなみのポイントはマイナス要素をいかになくすか
身だしなみでポイントを稼げるとしたらアパレルなどの限られた業界だけですね。
身だしなみは加点方式ではなく減点方式なので、いかにマイナスにならないかに気をつけましょう。
キーワードは「清潔感」ですね。
身だしなみポイント
- 服装 :派手すぎないこと 黒や紺のスーツに白シャツが無難 しわやシミがないように気を付ける
- 靴 :黒の革靴が基本 事前に磨いておく
- 頭髪 :長すぎないように 度を越した茶髪は避ける 寝ぐせに注意する
- 香り :強すぎる香りは相手に不快感を与えるために避ける
- ひげ :男性はひげの剃り残しがないようにチェックする
- 爪 :短く切りそろえる マニキュアは透明か自然な色を選ぶ
- アクセサリー :華美なアクセサリーは控える
- 化粧 :濃すぎる化粧は控えて清潔感を大事にする
第一印象をよくする方法2 表情
表情は笑顔が大事だと聞きますが、笑顔を作るのが苦手です。
どうしたらいいですか?
面接で笑顔はとても大事ですね。
練習を繰り返せばいい笑顔が作れるようになりますよ。
コミュニケーション能力や協調性も面接で重視されるポイントです。
入社したら、既存の社員とうまくやっていけるかが最大の採用要因ですね。
なぜなら能力が優れていても協調性のない応募者を採用して、入社後に何度もトラブルを引き起こすと、採用担当者の責任になりかねないからです。
採用担当者の立場からすると採用の決め手は、この人と一緒に働きたいかどうかです。
その意味でも相手との共感が大事になりますね。
相手に共感を与える最大のポイントは笑顔ですよ。
表情のポイントは笑顔でどれだけ好印象を与えられるか
あなたも小売業や飲食業の店舗で接客を受けた時に、スタッフが笑顔で迎えてくれると自分が受け入れられた気持ちになった経験はありませんか?
面接も同じです。
面接であなたが緊張しているのと同様に面接官も緊張しています。
その時応募者がとびきりの笑顔であいさつしてくれたら面接もスムーズに進みますよ。
僕が2023年6月コロナが5類に移行してから受けた面接でのエピソードです。
すでにマスク着用は任意になっていましたが、1次面接では念のためマスクを着用して入室しました。
僕は笑顔でポイントを稼げると思っていたので残念でしたが、ノーマスクでは企業によってはマイナス評価になるリスクを考慮して安全策を取りました。
するとなんと面接官が面接の冒頭で「一瞬マスクを外して表情を見せてください」と言ったのです。
僕はチャンスと思い満面の笑みであいさつしました。
その後面接はスムーズに進み1次面接を突破したんですよ。
最終面接は社長以下役員5名が面接官でした。
面接官全員がマスクをしていなかったので、最初に許可を得てマスクを外して面接に臨みました。
僕は終始笑顔を作りながら質問に答えて見事に内定を得ることができました。
面接官としての採否の基準は、この応募者と一緒に働きたいかどうかです。
応募者の人間性を判断するためには、やはり表情を重要視するのですね。
笑顔を作るポイントは意識して口角を上げることです。
そして目じりを下げて優しく微笑む表情を作ります。
普段から鏡の前で何度も練習すると素敵な笑顔が作れるようになりますよ。
ポイント
鏡の前で意識して口角を上げる笑顔の練習を繰り返し行いましょう!
第一印象をよくする方法3 姿勢
私は姿勢が悪いといわれますが、どうしたらいいですか?
面接では入室から着席時も背筋を伸ばすことを意識しましょう!
面接官の第一印象をよくするためには、背筋をピンと伸ばして入室し面接官の目を見て笑顔で「○○と申します。本日はお忙しい中面接の機会をいただきありがとうございます」と大きな声で話して一礼することです。
これだけで面接官からは好印象を得られますよ。
姿勢がいいというだけで、相手に仕事ができそうな印象を与えられます。
逆に姿勢が悪いと自信がなさそうに見られます。
僕は面接の前には、鏡に向かって何度もあいさつの練習を繰り返しましたよ。
姿勢を正すのは、立っているときだけではありません。
座っているときも、背筋を伸ばし、背もたれに寄りかからないようにしてください。
深く座りすぎて寄りかかっていると、横柄な印象を持たれてしまいますよ。
椅子に浅めに座り、背筋を真上にピンと伸ばしましょう。
ポイント
入室時と着席後も背筋を真上にピンと伸ばして姿勢をキープしよう!
第一印象をよくする方法4 話し方
面接で好印象を持たれる話し方はどういうものですか?
面接官の目を見て大きな声ではっきり話すと印象がいいですよ。
第一印象をよくすると、面接官からの評価も上がり面接を有利に進められます。
面接官の表情が穏やかだと、こちらもリラックスできますからね。
面接官の評価を下げないように面接を進めるためには、相手の目を見て大きな声ではっきり話しましょう!
せっかく入室時に第一印象を良くしても、面接官の質問に対して視線を合わせずに小さな声でボソボソと話すと、評価を大きく下げることになりますよ。
覇気がない、入社意欲が感じられないのは大きなマイナスポイントですね。
笑顔で面接官の目を見て、大きな声で回答しましょう。
面接官が複数の時は、それぞれの質問者の目を見て回答することが大事ですよ。
入室時の最初の挨拶も大きな声で行いましょう。
ただし居酒屋の接客のように声を張り上げるのはマイナス評価になりますので注意してくださいね。
また他の注意点としては質問に回答するときに早口にならないということです。
面接ではどうしても自分をアピールしたいために早口になりがちです。
早口になるとどうしてもあせっている印象を与えるので、意識してゆっくりと落ち着いたトーンで話すようにするといいですよ。
ポイント
早口になりすぎずに落ち着いて、相手の目を見て大きな声で話そう!
面接でよくある質問については下記の記事を参考にしてください。
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【完全版】40代50代転職面接でよくある質問の答え方徹底解説
まとめ
転職活動で書類選考を通過したらいよいよ面接ですね。
面接を通過すれば晴れて内定を獲得することができます。
しかしあまり気合を入れすぎて、完璧に受け答えをしようとして一字一句間違えないようにしようと思うと、頭の中が真っ白になって言葉に詰まってしまうことがあります。
面接官が一番重視するのは応募者の人間性です。
この人と一緒に働きたいかということが採用のポイントになりますよ。
そのためには完璧な受け答えよりも、あなたの人間性をアピールすることが大事ですね。
人間性を判断するためにはあなたの第一印象がとても重要です。
面接官は今、目の前にいる応募者を採用したとして、取引先や社内の人にどのような印象を与えるかを重視しますからね。
第一印象をよくするためには、身だしなみ、表情、姿勢、話し方に注力して対策を立てましょう。
面接当日の注意点については下記の記事を参考にしてください。
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