※本ページはプロモーションが含まれています
私は40歳で転職活動をしていますが、ブラック企業には入社したくありません。
どのようにブラック企業を見分ければよいでしょうか?
転職活動で大量の求人票を見てきた僕が体験をもとに解説します
本記事の内容
- 40代50代の転職活動で絶対にブラック企業を避ける理由
- 求人票でブラック企業を見分ける方法
- 面接でブラック企業を見分ける方法
- ブラック企業を避けるためには転職エージェントを利用するべき理由
本記事の信頼性
40代50代の転職・再就職活動は非常に厳しいですよね。
応募書類を多くの企業に提出してもなかなか書類が通らず、面接にすらたどり着けないことが多いです。
しかしあせって就職を決めてしまうと、その企業がブラック企業で退職を余儀なくされ、また最初から就職活動をやり直しになることもあります。
実際に僕がそうでした。
僕の失敗を繰り返さないためにも、どのようにブラック企業を見分ければよいか実例をもとに解説しますね。
目次
40代50代の転職・再就職活動でなぜブラック企業に入社してはいけないか
ブラック企業で働くことは、だれでも嫌ですよね。
しかしブラック企業は数多く存在します。
40代50代の転職・再就職活動はなかなか書類が通らず採用に至るまで時間がかかります。
そのために、あせって内定が出た企業にすぐ入社を決めてしまうケースがあります。
でもちょっと待ってください。
もし入社した企業がブラック企業だったらどうしますか?
そのまま我慢して毎日憂鬱な気分で働き続けますか?
あるいは再度就職活動を行いますか?
いずれにしても転職・再就職活動が成功したとは言えません。
あなたが応募する前に、その企業がブラック企業であるかどうかを見分ける方法があればよいと思いませんか。
ブラック企業とは何か
僕が新入社員の頃にはブラック企業という言葉さえありませんでした。
昭和の時代は休みもまともに取れず、毎日遅くまで残業するというのが当たり前でした。
しかしブラック企業という言葉で言語化されてからは、労働状況がかなり改善されてきましたね。
それでもなお多くのブラック企業が存在しています。
ブラック企業とはいったいどういう企業でしょうか?
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
出典:厚生労働省 「ブラック企業」ってどんな会社なの?
ブラック企業の定義は明確ではありませんが、一般的には休日が極端に少ない、残業時間が異常に多い、ノルマが過剰であるなどの特徴があります。
そのため、その企業で働く社員は体調面、精神面で不調をきたすことが多くなり、退職に追い込まれるケースもあります。
特に40代50代の方は短期間での離職になった場合、次の再就職先がなかなか見つからないという事例が散見されます。
なぜブラック企業への入社を避けるべきか
40代50代の転職・再就職活動は厳しいものがありますね。
僕も希望退職に応じて退職したり、解雇によって退職したときになかなか再就職できなかったことがあります。
そしてその時年末に1社内定が出たため、何とか年内に就職を決めて安心したいと思い入社を決めてしまいました。
しかしその企業がブラック企業で、勤務場所や給与が求人票の内容と違っていたんですよ。
そのため2か月で退職を決めて、再度就職活動を行った経験があります。
その時は幸いにも2か月後に再就職できましたが、短期間での退職は就職活動では不利になります。
短期間での退職を避けるためにも、入社前にブラック企業ではないかをしっかり見きわめる必要がありますよ。
ブラック企業の見分け方
転職サイトやハローワーク求人票には大量の募集要項が載ってますよね
その中にブラック企業に共通するキーワードはありますか?
ブラック企業に共通するキーワードはあります。
注意するべきキーワードの例を挙げて解説しますね。
ブラック企業に入社しないためには、求人票や募集要項の段階で見分ける必要があります。
事前調査をすることで、ある程度ブラック企業を選別できますよ。
各媒体別にブラック企業の見分け方を解説しますね。
転職サイトでのブラック企業の見分け方
転職サイトには大量の求人情報が掲載されています。
その中でもブラック企業には共通の特徴があります。
求人票ブラック企業特徴
- 常に求人を出している
- 企業規模の割に求人数が多い
- 面接1回など、採用されやすいことを強調している
- 業種、職種で他の企業に比較して給与水準が異常に高い
- 出世の早さを強調している
- 未経験者を歓迎している
ブラック企業の特徴として、社員を採用してもすぐに辞めてしまうということがあります。
そのために転職サイトで、求人の掲載期間が終わっても常に更新されている企業があります。
また求人数が多い、面接1回、未経験者歓迎、人物重視の採用など入社しやすさを強調しているということは退職者が多いということですね。
給与水準が異常に高いということは、求人が集まりにくいため目先の報酬で釣っている可能性がありますよ。
給与についても基本給が低く、成果給や固定残業代の比率が高い可能性があるので、給与の内訳を確認する必要がありますね。
特に営業職では基本給が低く、成果給の比率が高い企業があります。
あくまで注目するのは基本給ですよ。
注意するべきキーワード
- 応募者全員面接
- 経験・学歴・職歴不問
- 即日採用可能
- 人柄重視
- 未経験者歓迎
- 入社支度金支給
- 実力主義
- 高額インセンティブ
- アットホームな職場
求人票を見て上記のワードがあれば注意が必要です。
ブラック企業は、なかなか人が集まりにくい傾向があります。
そのために、「応募者全員面接」や「即日採用可能」「未経験者歓迎」などで入社しやすさを強調します。
そもそも40代50代の転職・再就職活動はキャリア採用が前提なので、未経験業種の企業に入社すると後で後悔することにもなりかねません。
また「入社支度金支給」「高額インセンティブ」など金銭的なニンジンをぶら下げているのも気になります。
優良企業ならば、そんなことをしなくても応募者は集まりますからね。
「アットホームな職場」など職場の雰囲気を強調しているのは、ほかに企業の売りがない可能性がありますね。
ハローワーク求人でのブラック企業の見分け方
ハローワークの求人票でも、ブラック企業を見分ける方法があります。
ハローワークブラック企業
- 常に求人を出している
- 代表取締役が採用担当者を兼任している
- 業種、職種で他の企業に比較して給与水準が異常に高い
- 固定残業代の金額が高い
- 未経験者を歓迎している
- 年間休日数が極端に少ない
- 「必要な経験等」の欄が「不問」になっている
ハローワークでも常に求人を出している企業があります。
こういう企業は人が集まりにくく、採用してもすぐに辞めてしまう可能性があるからです。
また社長が採用担当を兼任しているなど、あまりにも小規模な企業の求人もハローワークには多数ありますよ。
規模の小さい企業にも優良企業はたくさんありますが、ブラック企業の可能性もありますね。
ハローワーク求人には異常に給与水準の高い企業があります。
こういう企業は給与の内訳をしっかり確認してください。
固定残業代や成果給の高い企業は要注意ですよ。
また年間休日数は現在では120日前後が多いですが、ハローワーク求人の中には90日台と極端に少ない企業があります。
40代50代の方は体力も落ちているので、休日数の極端に少ない企業は避けた方が無難ですよ。
求人票に「必要な経験等」という欄がありますが、「不問」になっているのはキャリアを重視していないと思われるので、考えた方がいいですね。
こういう企業も避けた方が無難ですね。
ブラック企業のチェック方法
求人票を見て上記のキーワードを確認したうえで、「応募してみようかな」という企業があったら、その企業がブラック企業かどうか再度チェックしてみてください。
チェック方法としては、まずGoogle等の検索サイトで「企業名 評判」等で検索してみるといいですよ。
あまりにも悪い評判が多い企業は注意したほうがいいですね。
また企業の口コミサイトである転職会議やキャリコネ等で、企業名を入力してチェックしてみてください。
口コミサイトは退職者の口コミから構成されているので、ネガティブなコメントが多い傾向にありますが、実際の企業の待遇や雰囲気がわかるので参考になります。
口コミサイトは企業の総合評価や年収、福利厚生、成長性や退職理由など項目別に点数化されていて、コメントも掲載されていますよ。
面接でブラック企業を見分ける方法
求人票に記載されている情報や口コミサイトの評判から判断し、ブラック企業への応募を回避して面接に呼ばれれば内定まであと1歩です。
面接に呼ばれて企業を訪問すると、ブラック企業の特徴を判断するわかりやすい注意点が見えてきます。
ブラック企業の可能性がある企業に共通する特徴を解説しますね。
面接でのブラック企業注意点
- 面接官に取り次ぐ社員の態度が横柄である
- 面接官にやる気が感じられない
- 面接官の態度が高圧的である
- 面接後すぐに内定を出す
- 面接の結果の連絡が約束の期日までに来ない
採用面接で企業に訪問すると、面接官に取り次いでくれる社員と接することがあると思います。
その社員の態度が横柄な企業は、社員教育ができていなかったり、社員が日常の業務で疲弊しすぎて訪問者の応対にまで気が回らない可能性があります。
実際に働いている社員と接することで、ある程度その企業の雰囲気を推測することができますよ。
また1次面接の担当者は、人事部か採用部門の責任者であることが多いです。
ある程度責任のあるポジションにある社員の態度が高圧的な場合は、そういう社風であると推測できますね。
また通常の採用では、人事担当者や採用部門の責任者が1次面接を行い、役員や代表取締役など決裁権のある方が2次面接や最終面接を行うのが一般的です。
しかし1回の面接ですぐに内定を出す企業は、常に人手不足の可能性があります。
そのため良い人材が面接に来たら、すぐに内定を出して人材を確保したいという意識が前面に出ていますね。
また面接後には結果を連絡する期日が伝えられますが、約束の期日までに連絡がこない企業は注意したほうがいいですね。
ブラック企業への入社を避けるためには転職エージェントを利用しよう
転職エージェントの求人はブラック企業が少ないと聞きましたが本当ですか?
転職エージェントの求人はブラック企業が少ない傾向にあります。
転職エージェントと転職サイトのビジネスモデルの違いも含めてその理由を解説しますね。
転職サイトやハローワーク求人にはブラック企業が紛れ込んでいるので、詳細にチェックする必要がありますよ。
しかし転職エージェントの案件は比較的ブラック企業が少ないです。
その理由について解説しますね。
転職エージェントの求人にブラック企業が少ない理由
転職エージェントの求人が転職サイトに比べてブラック企業が少ない理由はビジネスモデルの違いです。
転職サイトは、求人を掲載したい企業に営業して求人広告を集める業態です。
そのために求人広告を掲載したい企業から依頼があれば、よほど問題のある企業以外は広告を掲載します。
それに対して転職エージェントは、採用が決定したら採用者の年収の30%前後が採用企業から支払われるビジネスモデルです。
そのため転職エージェントの営業担当者と求人企業とのパイプが太く、企業の情報についても詳細に入手していますよ。
また人を採用すると転職エージェントに高額な報酬を支払わなければならないため、転職エージェントを利用する企業は比較的業績もよく規模の大きい傾向があります。
また非公開求人も多く優良企業が多いですよ。
転職エージェントはこう活用しよう
転職・再就職活動を始めるにあたって、何をしていいかわからない方もいると思います。
まずは、転職エージェントを利用することをおすすめします。
なぜなら、転職エージェントのコンサルタントは転職活動の進め方から、自己分析の方法、応募書類の書き方、面接対策まで行ってくれて、さらに求人案件を紹介してくれます。
今すぐに転職を考えていない方も、登録することでコンサルタントから企業の最新情報を得られて、将来転職活動を行う際のアドバイスをもらえますよ。
とはいえ転職エージェントや転職サイトは数が多すぎて、どこに登録したらよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
特に一般的に知られている大手の転職エージェントは、20代30代の求職者をターゲットにしているところが多いです。
なぜなら、求人先の企業からの要望は20代30代が多く、その年代の求職者を数多く登録したほうが効率的だからです。
(もちろん大手でも例外のエージェントはあります)
下記の記事では僕の6回の転職活動の経験から、ミドルシニアにおすすめの転職エージェントを紹介しています
まとめ:ブラック企業への入社を避けるにはこう行動しよう
40代50代で転職・再就職活動を行うとなかなか決まらず、あせってブラック企業に入社してしまうことがあります。
実際僕もそうでした。
しかしまた短期間で離職して再就職活動を行うと、ハードルはどんどん高くなります。
そうならないためにも事前にしっかり情報を取りましょう。
今は口コミサイトなどである程度情報は取れますからね。
また求人票を見る際にあまりにも入社しやすい条件のところは注意が必要ですね。
ブラック企業に共通するキーワードに注意して、じっくり求人票を確認してから応募しましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。
下記クリックしていただけると幸いです。